『トレーラーハウスから巨大企業の社長になった、幸運な私』ディビット・ノバックwithジョン・ボ
ズウェル(著)
出版社: インデックス・コミュニケーションズ (2008/4/19) ISBN-10: 4757305214
目次
第1章 予想だにしなかったトップの座
第2章 見知らぬ子
第3章 混沌から抜け出す
第4章 ビジネスの世界へ
第5章 ベストから学ぶ
第6章 重い責任
第7章 居心地のいい場所を出る
第8章 自分らしくある
第9章 ビジネスを蘇らせる
第10章 フィールドを変える
第11章 1+1を3にする
第12章 期待値を設定する
第13章 教えることを実践する
第14章 チームとして集まる
第15章 人の力に感謝する
第16章 学びを加速する
第17章 逆境をマネージする
第18章 熱狂する
第19章 結果を叩き出す
第20章 CEOの視点を提示する
第21章 学びは終わらない
◆恐怖は人生につきもの
『 見知らぬ学校へ数カ月毎に初めて行くのは必ずしも簡単に済むことではなかった。大きな
心配が付き纏ったが、心配や恐怖との付き合い方を私は学んでいた。
恐怖というものは、必ずといっていいほど未来に対するものだ。それが目前であっても
未来だ。私は見知らぬ子だからといって拒絶されるのが怖かった。経験から言えば、人が
恐れることの90パーセントは実際に起こらず、残り10%も思い描いていたようには起こら
ない。それでも恐怖は減らない。消し去ることができないのなら、訓練で克服すればいいし、
それは可能なのだ。
不安が付き纏うのは、それが自覚しているものであってもそうでなくても、誰にとっても
必然だ。しかし本当の敵は不安ではない。本当の敵とは、不安が引き起こす、決断の先送り
なのだ。それはさらには機能麻痺を引き起こす。私は巨大企業のCEOとして、毎日不安と
戦わなければならない。常に初対面の人と会い、新しい状況に出会い、予期しない問題に
ぶつかっている。不安とは付き合い方を身に付ければ、何でもなくなってくるものだ。』
◆進歩のための第一のルール──仕事を愛する
『 どうすれば愛することができるものに出遭ったことがことが分かるのだろうか。私の場合は、
デイビッド・オグルビーの「ある広告人の告白」という本を読んで本当に興奮した時だ。
未だに内容を随分覚えているし、もっと大きな意味があるのは、私はそれまで、昔熱心に
買い漁ったジャッキー・ロビンソンやベーブ・ルース、ミッキー・マントルといった野球
選手の伝記や宿題に出されたもの以外、ノンフィクションの本を読んだことがなかった。
自分のお金で買おうと決めた最初のビジネス書だった。』
◆才能はチャンスに集まる
『 それで分かったのは、当然なのだが、人がこれはチャンスだ、成長できるぞと思ったら
来てくれるということだ。色々な土地に住んで働いた経験から思うことなのだが、得られる
幸福が地理的条件に左右されると信じられ過ぎているきらいがある。もし人が仕事に
幸福と挑戦を感じることができたら、喜んで月にだって行くだろう。』
◆レコグニションはどこにでも通用する
『 ほとんどの学生には分かってもらえたようだったが、一人が、聞き覚えのあるのと同じ
関心を口にした。私がこういうことをやってアメリカの文化を中国に押し付けているのでは
ないか、と。人はいい仕事をした時にそれを認められることに喜びを感じるものだ。その
ことに身分や出身地などは一切関係ない。中国人だってその点において何人とも何も
変わらないのだ。私が彼にそう言うと、拍手の渦となったのだった。
最近行ったミズーリ大学で、同じ講演をすると、北京で受けた反応と同じ反応だった。
価値を認められたいという欲求はどんな文化圏でもその根本にあるということは、私の固い
信念でもあったし、今では実証もされているのである。』
★マネジメントのノウハウが満載の1冊です。
1,890円と価格は高めですが、「世界食糧計画」に印税を寄付するそうです。
米国版はそうなっているので、こちらも、そうではないかと思われます。
そうでなくても、
内容で元が取れます。
なぜなら、世界最大のレストラン会社を、創業から関わったトップマネジメントだからです。
主に、モチベーションアップや、
リーダーシップの、
人材マネジメントについて、
パクリどころが、たくさんあります。
わたしは、最低、二つ、実践しようと思います。
本日は、この辺で。