クラウディア・ブラック著「子どもを生きればおとなになれる 〈インナーアダルト〉の育て方」アスク・ヒューマンケア発行です。
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目次
1章 過去の痛みの正体を知る
2章 現在の痛みのサイクルに気づく
3章 自由への4つのステップ
4章 インナーアダルトを育てる
5章 秘密はいらない、役割はいらない
6章 新しい関係をつくる
クラウディア・ブラックからあなたへの贈りもの
◆あなたが硬直的なルールのもとで育っていたら、それはどんなルールか、
自分にどんな影響を及ぼしてきたかを書き出してみましょう。
◆シェイム(自己否定感・恥辱感)
「シェイムとは、自分はもともとどこか間違っているんだと信じこんでしまう、
痛みに満ちた感情です。自分自身や自分の一部が欠陥品で、できそこないだと
思いこんでしまうのです。」
「人は、自分の傷を小さく見なしがちなものです。」
◆子どもが「見捨てられる」ということ
「権利の目録」
◎誰かの期待通りの存在だからではなく、ただありのままの自分として大切にされる
◎親の喪失を埋め合わせるための存在ではなく、その子自身として慈しんで育てられる
◎一貫性と、安全と、暖かさと、理解を与えられ、無条件に愛される
◎ひどく傷つくような状況から守られる
◆境界があれば、自己否定感の攻撃を受けずにすむ
◆痛みに対する思考上の反応
◎完全主義
「痛みに対する思考上の反応としてよくあるのが、完全主義です。完全主義は、
もし完ぺきに行動していれば誰からも非難されないし、だとしたらこれ以上
傷つく理由もなくなるはずだという信念によって煽られた考え方です。・・・」
◆あなたの痛みへの防衛方法を知っておく
◆自分を認める力
『子どもは、親からの確認を必要とします。泣いているときに「悲しいんだね」と言って
もらうことは、自分の感情の確認となり、悲しんでいる自分を認めてもらえたという
安心感となり、感情を出していいのだという確認になります。何かに失敗したとき
「もっとがんばらなければダメ」と叱られるのでなく「がっかりしてるんだね」
「悔しいんだね」とまず認めてもらえることは、行動の結果にかかわらず、
自分には関心を持ってもらえるだけの価値があるという確認になります。
また自分の感じていることには意味があるという確認となるのです。
そして何より「私はここにいていい」という確認となるのです。』
◆コントロールできることと、できないこと
「神様、私にお与え下さい。
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。
変えられないものは変えていく勇気を。
そして二つのものを見分ける賢さを」
◆健康な関係の特徴
尊重、誠実、現実的な期待、信頼、自主性、力の分かち合い、
やさしさ、時間、きずな、許し
◆役割に気づく
◎子ども時代から家族の中で演じてきた役割も、あなたの人間関係を
一定の枠に閉じ込めています。
(責任を負う子、順応者、なだめ役、問題児)
★この辺の分野は、専門ではないので、著者も知らずに、たまたま買いました。
とあるセミナーで「インナーチャイルド」という言葉を聞き、興味を持ったのがきっかけです。
まぁ、1冊本を読んだくらいでは、良く分からないのが正直なところです。
けれども、家族のこと、自分の生い立ちなど、考えるきっかけにはなります。
現在の自分が、どうして、このような考え方を持つにいたったかを、
時には、考えてみるのも、面白いかもしれません。
本日は、この辺で。