『イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則』アレン・B・ボストロム(著)広瀬 元義
出版社: あさ出版 (2007/1/25) ISBN-13: 978-4860631932
目次
第一章 あなたのビジネスは必ず成功する
第二章 黒字会社の基本は『経営戦略モデルMPA』にある
第三章 『経営戦略モデルMPA』には3つの段階がある
第四章 『継続的な黒字会社をつくる9つの原則』
第五章 黒字会社をつくる「マーケティング戦略」
第六章 黒字会社をつくる「プロダクション戦略」
第七章 黒字会社をつくる「会計戦略」
第八章 黒字会社を継続するためにとても大切なこと
第九章 全員のパワーを活かすこと。そして続けること
◆大事なのは未来を考えること
『自分の時間の90%を、未来の構築のために費やしたんですよ』
◆オープンであれ
~継続的な黒字会社をつくるための基本原則①~
①オープンであること
②目標を共有すること
『 まず、ひとつ目の「オープンであること」。
オープンブックという言葉がある。ブックとは財務諸表のことだ。つまりオープンブックとは、
経営数字を公開するという意味である。
「売上がいくらなのか?」
「仕入にいくらかかっているのか?」
「限界利益は?」
「人件費は?」
「労働分配率は?」
「経常利益は?」
など会社の状況を表す数字はできる範囲で、社員に公開すべきである。』
◎目標を共有せよ
『 明確な目標を定め、社員みんなでその目標に向かって進む。これができなければ会社の成長、
生き残りはあり得ない。
目標を共有することによって、社員みんなの方向性をひとつにすることができる。
これが会社の原動力になるのである。』
◆3つの機能のシナジーから黒字が生まれる
『・・そして会計システムからの情報は、ほかの2つの機能がスムーズに働き、相互に作用する
うえでなくてはならないものである。だからこそ会社は、正確なシステムを導入し、専門的な
知識と経験をもつパートナーの確保を第一に優先すべきなのだ。
あなたは、会社の顧問税理士を単なる納税申告の代理人と考えているようなことはないだろう
か。あるいは会計に詳しいパートナーがいないのに、それでよしとしていないだろうか。
プロの税理士や会計士に恵まれていない会社では、収益性が向上しない、ロスの多い
意思決定が何度も繰り返されることになる。』
◆ストラック図を活用する (p-160
★会社を成長させるためには、プロダクションとマーケティング、会計情報の三つのバランスを
とることが重要というお話です。
とりわけ、会計情報を忘れがちとなり、
赤字受注をしてしまったり、
黒字倒産となって、キャッシュが枯渇したりするケースがあるとのことです。
ですので、
会計のパートナー・専門家と良い関係を気づくこと、
会計情報・システムにケチらず、投資することが大切と説いています。
本日は、この辺で。