『なぜおいしいアイスクリームが売れないの? ダメな会社をよみがえらせる3つのレッスン』シビル・チョウドリ(著)
出版社: 講談社 (2006/11/29) ASIN: 4062820358
目次
第1章 緊急事態
第2章 聞き上手になれ
第3章 「LEO」がカギになる
第4章 スティーブ・ジョブズは必要ない
第5章 「完璧」への長い道のり
第6章 持ち帰ってもいいですか?
◆きみの会社は品質を重視しているのか
「きみのところのアイスクリームは高品質だというけれど、それは、社内の品質管理担当者が
他社の商品をすべて比較テストしたうえでの結論かね?」
「きみの会社の人間は、小売業や消費者がどんなアイスクリームを買いたがっているか、
意見をきいたりしているかな?」
◆他人のささえなりたいという情熱を持て
◆楽しむことを徹底して売り上げを伸ばす
『ようするに、自分にとって大切な人間をきちんと大切にあつかう、という点が肝心なんだ。
どんなビジネスにも、人間がかかわってくる。いっしょに仕事をする相手も人間だし、
ものを買ってくれる客も人間だ。
毎朝、目が覚めたときに、わたしは「きょう、店でどうやって商品を売ろうか?」とは
考えない。「いつもお世話になっているお客さまがたに、きょう、何をしてあげられる
だろう?」と考えるんだ。・・・』
◆儲けとは、結果にすぎない。すぐれたサービスの産物である。
「第一歩として、きみの毎日の仕事を”やらければいけないこと”から”やりたいこと”
”好きでたまらないこと”に変えるんだよ。」
『 人生の目標は、趣味と職業を「融合する」ことであり、それはちょうど「二つの目で
ひとつの物体をとらえる」ことに似ている、と。』
◆”社内のお得意さま”をまず大切に
『上司が部下たちを大切にすればするほど、部下たちは客を大切にする』
◆改善策をつねに模索する従業員
◎ひどいアイデアなど存在しない
★「シックスシグマ」を書いた人です。
ちょっと、読んだことはなかったのですが、GEで導入して大成功したことなど知識としては
知っておりました。
その、大先生が、
小説仕立てのビジネス書を書くあたりが、非常にアメリカ的です。
わかる人だけ、分かれば良い、というのではなく、
どう届けるか、
どうしたら、より多くの人に、素晴らしいアイデアを共有できるか。
薄いながらも、中身の充実した1冊です。
本日は、この辺で。