『会社と社員で結ぶ秘密保持契約のつくり方―改正不正競争防止法経産省新指針対応版』岡 伸浩(著)
出版社: 中経出版 (2005/10) ISBN-10: 4806123080
目次
第1章 法律改正!新指針発表!―会社の技術・ノウハウをこれからどう守るか
第2章 法律によって守る―「営業秘密」であれば法律が守ってくれる
第3章 契約によって守る1―秘密保持契約をいますぐ結びなさい
第4章 契約によって守る2―これからの秘密保持契約、3つのポイント
第5章 契約によって守る3―秘密保持契約の正しい作成手順を知る
第6章 侵害されたら訴える―差止め・損害賠償・信用回復を求める
◆企業秘密の流出が増えている!
◎ 企業間の競争が激しくなった
◎ 人材の入れ替わりが頻繁になった
◎ リストラされた退職者による侵害が増えた
◎ 海外企業による侵害が増えた
◎ ネット化が進み、流出リスクが高まった
◆不正競争防止法が改正・施工へ
『 不正競争防止法は、不正競争行為によって営業上の利益を侵害され、又は侵害されるおそれのある
者に対し、不正競争行為に対する差止請求権を付与することによって不正競争行為の防止を図るとともに、
その営業上の利益が侵害された者の損害賠償に係る措置等を整備することにより、事業者間の公正な
競争を確保しようとするものである。』
◆「営業秘密」の3つの要件
『要件その1 秘密管理性
要件その2 有用性
要件その3 非公知性』
◆秘密管理性について、どんな判例が出ているか (p-20
◆元社員が顧客名簿を記憶して持ち出した
『 いくら現物等を持ち出したのではなくても、営業秘密が流出したことは間違いなく、
K社の被る損害も持ち出しの形のいかんを問わず発生する』
◆就業規則だけでは守れない!
◎在職社員は信義則上、秘密保持の義務を負う
◆秘密保持契約はいつ結ぶか
◎契約のタイミングは3つある P-81
◆競業避止義務契約のポイント
◆巻末付録 すぐ使える!
秘密保持契約の書式例①
◎入社時の秘密保持契約書 P-120
◎新規プロジェクト参加に際しての秘密保持契約書 P-122
◎退職時の秘密保持契約書 P-124
★JSOX法など、
企業を取り巻く環境は、厳しくなってきています。
が、
中小企業では、そこまで、要求されないケースも多々あります。
けれども、
研究内容や、業務上のノウハウ、なんといっても、顧客リスト・顧客情報など、
わが身を守るために、秘密保持の重要性が高まっています。
いろいろ、兼任されている、経理・総務の管理者の方に、お勧めです。
本日は、この辺で。