『ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか?』吉井亮介(著)
出版社: クロスメディア・パブリッシング (2007/9/10) ISBN-10: 4756911196
目次
第1章 問題炙りたて型コピーライティングの終焉
第2章 マーケティングを学んでいるのに儲からない理由
第3章 まったく新しいマーケティング・コンセプトの兆し
第4章 お客が払える最高額を、ストレスなく提示する方法
第5章 お客をひきつける、メッセージの源泉とは?
第6章 本当に、効果があるのか?
-成功事例
◆売るコピーのポイントはたった2つです。
『 つまり、
①問題点を伝えて
②商品を説明する 』
『 お客さんは何に関心があるかというと、それは、自分の”現状がいかに問題だらけか”
ということ。正確にいえば、「なんで自分は○○なのだろう」「何で自分は、あの時こうしなかったのだろう」
と愚痴やマイナスばかりに目が向いているのです。「黙っているとマイナス思考」それが私たちなのです。
自己啓発の分野でポジティブ・シンキングについての本が売れていますけど、ポジティブ思考の本がいつまでも
売れるのは、気づくとマイナス思考の人が多いから。問題点を伝えることは、お客さんの志向性に合っているので、
お客さんの気を引くことができるのです。』
◎問題を伝えた後は、どうすれば反応率が高まるか?(p-27
◆問題炙りだしマーケティングの終焉!?
『 大事なことは、お客さんをコントロールするのではなく、お客さんの悩みに共感するスタンス。』
◆ノウハウを使いこなすための、情報は揃った!
『 ここまで、ノウハウを使いこなすために必要なコツを4つお伝えしました。
①「どんな状況で効果があったか」を理解する
②お客との関係性を理解する
③事例を一緒に理解する
④自分のわかる言葉に解釈する 』
◆ないものに感動し、欲する僕らの感情
こだわりが売れる理由
『 こだわりを持つのは、正直、面倒なことです。でも、、儲かる会社の経営者は、新しい価値観を提供しようと
ビジネスに真正面から関わっているものです。自身の成長と成熟へ向けて、自分のこだわりを探し、能動的に
経営に関わりはじめる。これが大事な鍵なのです。』
◆自分への信頼を高めるために、できること─心理学からのアプローチ
『 ひとつ紹介すると、ある一定期間、惰性で過ごさずに、一つ一つ決断し、スケジューリングして
生活することです。自分に対してした、自分への約束を守り続けることで、自分への信頼を高めるのです。
心理学では、「自分のした行動で、自分の考えを強化しつづけている」と言われています。環境にあわせて
惰性でビジネスをしていたり、問題を他の人の責任にしていると、「他」への依存度が、どんどん高くなって
いきます。「まあいいや」や「あいつのせいだ」という言葉を繰り返し、そういう行動をとっている限り、
「他者からの影響は大きくて、自分への自分の影響は小さい」と、自分に言いきかせ続けることににつながります。
自分を裏切るたびに自信は失われていきます。
他者の影響が大きいのですから、ながされるのはしかたない。この連鎖を断ち切ってほしいのです。
面倒な作業だと思います。しかし、成長し、成熟するには、自分への信頼は土台となるもの。「小さな目標を立てて、
それを守り続ける」。これが、意識を成長させるときに、きっと役に立つでしょう。』
★マーケティングのテクニックも重要ですが、
その前に、会社として、社長としての「こだわり」「意識の高さ」、その基礎となるということです。
では、どうすれば良いか、
もはや、テクニックや、ノウハウ論ではなく、
自分と向き合いながら、社員同士で、自由闊達に議論しながら、練り上げていくものだと思います。
本日は、この辺で。