『できる人の英語勉強法』安河内 哲也(著)
出版社: 中経出版 (2007/12/12) ISBN-10: 4806129186
目次
第1章 英語は体を使って勉強しなさい
第2章 リスニング 英語の「聞く力」をアップする
第3章 スピーキング 英語の「話す力」をアップする
第4章 リーディング 英語の「読む力」をアップする
第5章 ライティング 英語の「書く力」をアップする
第6章 単語や熟語を「忘れない記憶」にするための暗記術
第7章 いつでもどこでも勉強できる「英語教材」の使い方
【私の英語ストーリー】 私が英語を話せるようになるまで
◆英語は「学問」ではなく、「技術」である
『 英語力には、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つの
技能があります。英語の達人とは、これらの4つの技能をバランスよく使いこなせる
人です。
これら4つの技能を頂点とする四角形をトータルな英語力としましょう。いってみれ
ば「英語の四角形」です。多くの日本人の場合、この英語の四角形がとてもアンバランス
です。
日本人の英語力は、一般的に、リーディング力が飛びぬけています。また、ライティング
力もまあまあです。一方、平均値としてリスニング力はあまり高くありません。スピーキング力
に関しては極めて低いと思われます。
英語の四角形は、バランスのよい形であるほど、そして、面積が大きいほど、英語を使い
こなせるということになります。
ところが、残念ながら多くの日本人の場合、形がアンバランスで、その結果、面積もかなり
小さくなっています。』
◆英語の勉強は、「国語・数学・理科・社会」とは違う
『 英語はそれ自体を研究する「学問」ではありません。体を使う「スポーツ」なのです。
もっとわかりやすくいえば、英語は知識ではなく、「技術」なのです。
英語を学問だと思っているかぎり、一生、英語が話せるようにはなりません。英語を
使えるようになるには、知識を増やすことに加えて、英語を使うための「反射力」や
「動作力」を鍛えていかなければならないのです。』
◆音読によって、「反射力」「動作力」が鍛えられていく
『 時間を見つけて、ひたすら練習するしかありません。
英語の練習とは、ズバリ「音読」です。正しい英文を声にだして何百回も読み、さらには
暗記し、くり返して読むスピードを上げていくのです。』
◆文法は、中学~高1のレベルを勉強すればよい
◆精聴の徹底で、「英語の音を聞き分けられる耳」に改造する
『 そのことに気がついて以来、私がずっとつづけていることは、わからない音をほったらかし
にしないで、かならずスクリプトと照合して確認するという作業です。こうした聞き方を
「精聴」といいます。』
◆「英語を聞いて、それを書き取っていく」のが、ディクテーション
『 では具体的に、精聴はどのように進めていけばよいのでしょうか。
精聴にはいくつかの方法があります。私も、かれこれ20年以上になる英語勉強歴の中で、
いろいろな方法を試してきました。そのなかで、初級者レベルのときに一番効果があったのが
「ディクテーション」です。
ディクテーションとは、「英語を聞いて、それを書き取っていく」という学習法です。用意
するのは、英語の音声とそのスクリプト(台本)。
スクリプトはディクテーションには絶対に必要です。スクリプトがないと、精聴の肝である
「音と文字を一致させる」という作業ができません。』
◆「期待している音」と「実際の音」にズレがあるから聞き取れない
『 これは、耳が期待している音と、実際に聞こえてくる音とに「ズレ」があるからです。たとえ
ば、先述の「ゲリラッ」という音声。・・・』
◆「これをやる」と決めたら、残りは捨てる
『 英語にかぎらず、言葉を学習するときの鉄則は、「せまく、こく」です。つまり、ひとつのもの
を、あきれるほどくり返して勉強するのです。あれもこれもと手をだすよりも、徹底的にひとつの
ものを脳に刷り込んでいくということが大事なのです。』
◆英語っぽい発音は、腹式呼吸の大きな声から生まれる
◎なかなか通じない理由は、声が小さいから
参考にさせて頂いた記事
★来年こそは、英語の勉強をスタートしたいと思います。
たしかに、バランスが悪いというのは、うなづけます。
私自身は、受験勉強の中では、英語が好きでしたけど、いざ、米国に行ってみると、
何を話しているかまったく分からず、
この本の著者のように、グレイハウンドのバスに乗るため、「バスターミナル」という単語が
まったく通じず、あせった覚えがあります。
けっこう、英語をできない理由を、日本の教育制度が悪いと、外部に求めますが、
この本の、方法論は、なかなか説得力があります。
ぼちぼち、自力で、トライとしみようかと思います。
ほんじつは、この辺で。
編集後記
昨晩、ウチの窓に、断熱シートを貼ってみました。
以前、テレビで、この原油高の影響で、北海道では暖房費節約のため、
ガラスに断熱シートを貼ったりしていると聞きました。
我が家の、電気代もかなり高いので、とりあえず、北面の寝室の窓に
やってみると、けっこう、効いている感じです。
まあ、見た目が悪いのかもしれませんので、場所は選ぶかもしれませんが。