魚が飛んで成功がやってきた―FISH!の社長が自ら明かす活きのいい組織のつくり方

書評

『魚が飛んで成功がやってきた―FISH!の社長が自ら明かす活きのいい組織のつくり方 」ジョン ヨコヤマ、ジョセフ ミケーリ(著)
出版社: 祥伝社 (2004/12) ISBN-13: 978-4396650315

目次

 第1章 パワーと可能性のあるビジョンをつくる―大物(ビッグ・フィッシュ)を狙って
 第2章 個人の力を全うし、チームとして一丸となる―心をひとつにして漕いでいく
 第3章 成功にいたる過程に注目する―肝心なのは魚そのものではない。魚を捕る過程だ
 第4章 まず自分自身が変わる―網を破って自由になる
 第5章 効果的な会話を選択する―釣り針をはずす
 第6章 一生懸命聞くことで良い結果を呼び込む―静かに、でないと魚は食いついてこない
 第7章 優れた能力の開発に向けて指導する―雑魚から鯨へ
 第8章 職場の難題を進歩に変える―釣り糸が障害に絡まないように
 第9章 すべてはビジョンに始まる―自分にとって捕る価値のある魚を見つける

◆倒産から世界的に有名になるため

 『1986年頃、魚の小売だけでなく卸売りにも進出することにした。だが、それは大失敗だった。
  卸売りの仕事は代理人に任せていたのだが、その代理人のせいでわずか9ヶ月の間に
  莫大な借金を背負わされてしまったのだ。店も私自身も窮地に陥った。すぐに五万ドル用意
  できなければ、パイク・プレイス市場は倒産だった。』

 『世界的に有名になってやろう!』

◆魚が私たちにチャンスを与えてくれた

 『 世界に名だたるパイク・プレイス魚市場になるという宣言によって、私たちは魚を売る
  ためだけに存在していた会社を、顧客や世間に対してすばらしいサービスを提供することを
  目指す会社へと発展させてきた。魚を売ることは、もはや私たちがビジネスを行っている
  主な理由ではない。』

◆オーナーとしての私の三つの誓い

 『一 仕事仲間となったすべてのスタッフの人生を、世界的に有名なものにする。

  二 共に働くスタッフが、お互いの、顧客の、地域の人たちの、そしてさらに世界中の
    人たちの人生をよりよいものに変えられるようにする。

  三 スタッフに権限を与えるときには、どんなことができるのかはっきり説明する』

◆「従業員に私たちのビジョンに合うように行動してもらうにはどうすればいいのでしょう」

 『 あなたはこの職場で働くことで、世界をよりよく変えることができる。あなたは他の人たちの
  人生のおいて重要な存在になれるのだ。私たちのチームとすばらしいビジョンを共有し、
  画期的な成功を収めることができるだろう。そう、つまり、あなたは魚を投げて、売りながら、
  これらのすべてを実現できるのだ。』

◆変化への強い抵抗にどう対処するか (p-58

◆発言者が安心して話せる状況づくりを

◆「ただ、ありのままに」という答え

◆自分の会話の変化によって現実を変える

 『 わが社では自分で責任をとる会話が徹底しているので、責任を他人に押しつけるような
  会話にはめったにお目にかかれない。』

◆無責任な噂話は破壊的な暴力である

◆客へのサービスは話を聞くことである

★誰もが、一度は、テレビで見たことがある「世界的に有名な魚屋さんです」。
 シアトルのスタバ発祥の地の、近くにあるそうです。
 そこで魚を買うと、お店の人が、まるでラグビーでパスするように、魚をなげあうのです。

 この本は、ビジネス本のつもりで読んでいましたが、
 まるで、心理学の本か、
 あるいは、人生学・教育学の本のようです。
 マネジメントや人材育成としては、一級品です。

 繰り返し、読み、実践したい1冊です。

本日は、この辺で。