折口雅博(著)他 儲かる会社はトップが違う

書評

 

 

折口雅博(著)他『儲かる会社はトップが違う (単行本(ソフトカバー))』
ビジネス社 (1999/10)

目次
結局、知恵と情熱が勝利に導く―社会の共通財産を利用、活用する新ベンチャービジネス
私が推薦する15社&1市の「勝つ法則」
市場は小さくとも新しいものを生み出せ
本物の人(10)岩井輝実―特許技術で生ゴミを分解・消滅させる

◆必要なとき必要なだけ人材を派遣できるシステム

『募集雑誌で募集するんです。彼らにとっては好きなときに仕事ができて、しかも日払い
ですから日銭が入るというメリットがある。ですから募集雑誌を出すと、すごく食いつき
がいいんですよ。募集効率が高いわけです。』

◆OJTで人材を効率よくスキルアップ

高橋 『・・その場合、報酬はどのようにしているんですか?』
折口 『AからEまで五ランクに分けています。ランク別に日給が五百円ずつ違います。
ですから、AとEでは日給が二千円違うことになります。』

『・・初めに入った人は年齢、性別、学歴など関係なく、とにかく全員Eランクに
なるんですね。それで、ある回数をこなしてもらって、その間に無遅刻無欠勤
だったとか、作業をいい加減にやらなかったとか、そういった真面目度だけを
評価されて、Dランクに上がれます。これが結構大変なんです。回数が多いです
からね。一回でも遅刻や欠勤をしては駄目です。だからDになるためには基本的に
真面目さが求めれれます。
次にCになるためには、お客さまからの評価の言葉がないといけない。毎日、
仕事が終った後、お客さまに評価シートを渡してコメントをもらうんですが、
「今日の何々さんはよかったですよ」というような評価の言葉を何通か
いただかないとCになれないんです。
Bになるときには、さらに積極的に、「この人はすごくよかった」という評価
が必要です。「次もこの人出してください」というような、リクエストが
来るようにならないといけません。』

『・・さらに、「この人をリーダーにしてくれ」という要望が来て初めて
Aランクになれる。そういう各段階があるんです。』

『このような評価は作業データを全部コンピュータに入れてますから、すぐに
わかるんです。例えば、初めは引っ越しの手伝いに行ったけど、その人は
体が小さくて体力がなかった。本人も疲れてしまって、もう引っ越しは
嫌だとしましょう。・・・』

◆社会の共通財産を徹底活用する知恵と情熱

『人材ビジネスは誰のものでもないものを扱っているわけです。ヒューマンリソースは
社会の共通財産です。その財産をいかにうまく利用、活用、流動させるか。
それができた会社が伸びるんです。ですから、たゆまぬベンチャースピリットが
役に立ちます。』

◆労務管理には一種、宗教的な管理手法が必要

◆ビジョンを共有し、自己実現に向け士気を高める

『私の場合は、いつでも、まず宣言して、目標や志をしっかりみんなに共有してもらって、
明確なビジョンに向って、みんなでそれを達成していくやり方をしているんです。
結果、今では売り上げが110億を超え、利益も11億円を超えました。
そして六社の会社がグループ会社としてやっていける状態になれたと思います。
今後も専門性のある会社を増やし、そこに優秀な人材を入れ、その人たちが本当に
自己実現しようというモチベーションをもって、それぞれの会社の株式公開を
していくようにしたいと思います。』

◆折口流経営理念、三つのキーワード

『「拡大発展」「社会貢献」「自己実現」』

◆「やればできる」という気持ちを引き出す

◆死ぬまで、大きいことをやり続けたい

◆公開するまでは「交際費は自腹を切れ」

『そもそも日本人の経営者って、何でも経費で落とそうとするでしょう?
自分で給料を高くしたい。経費をたくさん使いたい。オーナーシップも取りたい。
でも、それでは虫がよるぎると思うんですよ。』

◆日本のベンチャー界をリードする企業はどこか

★グッドウィル・グループ(株)の折口会長の4冊の中で、最後に紹介する本です。
最初は、いろいろごちゃごちゃした本なので、
あえて、柳沢ばりにスルー<a href=”http://smoothfoxxx.livedoor.biz/”>(smoothさんより拝借)</a>しましたが、
読んでみると、対談という形式のせいか、日常の言葉で、意外な株式投資の話などでて
面白かったです。

本の中で、ソフトバンクの孫社長と光通信の重田社長のことを評価しています。
実際、光通信は公開時に2000株を1700万で買い、出版当時は3億4000万ほど
の評価で20倍になったと書いています。
また、NTTドコモの株式公開でも、上場初日に売却して儲けたそうです。

後にも先にも、上場会社の現役社長が、株式投資で具体的な売買銘柄までだして、
儲けたという話をした人は初めてです。
たぶん、今の会長ならば、もう少し慎重であられるのかなぁと、想像します。

ただ、折口会長の話は200ページの中の3分の一ぐらいしかないんで、
よっぽどのマニアでない限り、お薦めはしません(笑)。

本日は、この辺で。

 

 

編集後記

 

ダイバーシティとは、「多様性とその受容」を意味しています。

主催は、NPO法人GEWEL、NPO法人女子教育奨励会、NPO法人企業社会責任フォーラムでした。

神田さんは、木全ミツ氏と対談されました。

その対談については、もちろんダイバーシティのことだったんですが、

私自身、ちょっと良く理解していなかったんで、ここでは説明できません。

また、珍しく筆記用具を忘れたんで、頭に記憶するつもりが、

あんまり残りませんでした。

ひとつだけ、学びを得た点は、クレドの具体的な方法論についてで、

私の会社では、クレドを初めて、7ヶ月経過したのですが、ちょっと壁を感じていて、

それをブレイクスルーできそうなヒントを得ることができました。

『神田さん、どうもありがとうございました。』