大須賀正孝(Msataka Osuka)「やらまいか!」

書評

大須賀正孝(Msataka Osuka)「やらまいか!」ダイヤモンド社¥1500-です。4478321191

目次
 第1話 倒産の危機から年商800億円に
 第2話 子供の頃からアイデアは天下一品
 第3話 ボクサーの夢を捨てトラック運送業へ
 第4話 連鎖倒産の危機で極貧生活
 第5話 退職金を差し出してくれた銀行マン
 第6話 収支日計表で儲かる仕事を見極める
 第7話 物流センター事業の決め手は現場の活性化
 第8話 お客様への口説き文句を間違えるな
 第9話 温泉付き合同勉強会のススメ
第10話 現場の知恵が働けば業績は自然についてくる
第11話 社長の仕事は雑用係でも、会社で一番働くこと
第12話 物流業の再建請け負います

◆「ウチのようなちっぽけな会社がここまで急成長できたのは、現場力が優れていたからだ」
 ◎トラック1台でスタートした会社は連結ベースで年商800億円の会社に成長した。現在、社員数は7000人。
 
 ◎2003年には東証1部上場も果たした。『ハマキョウレックス』

◆「現場力」で会社は急成長
 ◎早い段階でトラック運送業に見切りをつけて、3PL(サードパーティー・ロジスティックス)という新しい業態に
  進出したことだ。

 ◎3PLとは
 「単に右から左へ荷物を運ぶ『運送』だけではなく、保管や仕分け、流通加工といった物流センター内の作業から
  運送までをトータルで請け負う物流サービスを指す。」

 ◎多額の借金を背負ったのを機に、コストに対する意識がガラリと変わった。
  まず「収支日計表」によって各トラックごとに毎日の収支を細かく管理する仕組みをつくった。

◆やらまいか精神が大事
 「やらまいか」とういのは標準語で「やってやろうぜ」を意味する。

◆うどん売りで商売のコツを学ぶ
 ◎オレはどんな商売でも成功するためには、日々の「段取り」が大切だと思っている。「段取り」というのは準備や用意のことを
  指す。

◆大口取引先の倒産で窮地に

◆「一日1000円生活」の知恵

◆油まみれでトラックを修理
 ◎コストダウンのために、トラックもすべて自分たちで修理していた。

◆退職金を差し出してくれた銀行マン

◆見抜かれた「どんぶり勘定」経営

◆収支日計表で儲かる仕事を見極める
 「およそ会社に関するすべての数字をガラス張りにしておくことが大切だ」

  ◎まず紙を1枚用意する。マス目を作っていく。トラック10台で商売をしているのであれば、縦のマス目が10個必要だ。
   そして、左端のマス目にはドライバーの名前を記入しておく。

  ◎横軸のマス目には上端には運賃収入(営業収入)と各費用の項目を用意する。左端が収入で、その次のマス目からが
   費用の項目だ。費用に関するマス目の数は自分たちで決めればいい。右端は利益を書き込むためのマス目として空ける。

  ◎ウチの会社では費用の項目として、①固定費、②燃料費、③タイヤ・チューブ費、④修繕消耗費、⑤人件費、
   ⑥有料高速代、⑦食事代、⑧管理費─などを設けている

◆完璧でなくて構わない
 ◎P-56参照

◆「トラックは動かすな」のウソ 
 ◎税金、保険代、償却費などで、トラックには一日当り1万3000円程度の費用が発生する

◆現場のやる気を出させる工夫
 ◎作業員たちが仕事に責任を持ち、「動かされる」のではなく、自分から「動く」ような職場環境をつくりたかった。

◆お客様への口説き文句を間違えるな
 「お客さんの立場になって、細かい部分までコンサルできれば、必ず成功する」
 
 ◎「物流通業」をセールスしていく際に、気を遣ったのは言葉の使い方だった。お客さんの期待通りに物流のコストダウンを
  実現できれば、いくらでも仕事が受注できるかといえば、そうではなかた。

 ◎コストダウンという言葉は響きはいいが、本当はあまり使わないほうがいい。

◆大企業病に陥ったら早めに手を打たないと大変だ。社員全員に”喝”を入れてやる
 ◎上座のない宴会でコミュニケーション
 
 ◎勉強会では、教材をわざわざ用意しない。
  いま現場でどんな問題を抱えているのか、日々の業務でどんなことで困っているのか、などを参加者たちに
  ざっくばらんに語ってもらう。それに対して、オレや他の役員連中が具体的な解決策を教える

★叩き上げ創業社長の本というのは、アイデアが盛りだくさんです。
 出し惜しみなく、自分の実践で成功したノウハウが書かれているので、業種が違っても吸収できるものが
 一つや二つは必ず見つかります。この本でも、いかに「やる気」を引き出すかという点が学べました。

明日は経理本の新刊を紹介します。是非、お楽しみに。

本日は、この辺で。