借金を返すと儲かるか?

書評

借金を返すと儲かるか?
というタイトルの本がありました。
なかなか、面白いネーミングで、思わず手にとりそうにさせられました。

しかし、
ちょっと、考えてみると、我々、中小企業の社長が、そんな発想をするかというと
多少疑問があります。
というか、普通は、そんな選択の余裕はないかもしれません。

借金は返すべきもの。
金利さえ払えれば借金は返す必要がない(バブルの頃の話)。
借金の返済に追われ、自転車操業、なんとか楽になりたい。
追加の融資(借金)があれば、もっと売上があげられるのに。
今度の設備投資、借入か、リースが得か。

儲かるから返す、返さない、というより、
返せるものなら返した方が良い。
但し返し方。
馬鹿正直に無借金にするのではなく
(私は馬鹿だったのである銀行に4億全額返済してしまったら・・・)、
今後の継続的なお付き合いと安全性を考え、
実質無借金である為に、
どこの銀行にに借入をどれくらい残し、という社長の戦略的判断が必要でしょう。

さて、
では、借金に対するスタンスはどうあるべきか?
①「借金ができるのは、一種の持って生まれた才能である」
②「借金を返すと、病気(風邪をひかない)にならない」
③「企業の寿命は永遠でないとすると、企業の借金も個人の住宅ローンと
  同様に完済を目指すモノ」

というのが
2代目として、継いでみて分かった、私の理解です。

まず、
①について、中小企業の創業者は、ある意味、馬力があります。
程度の差はあれ、カリスマ性があり、趣味仕事とばかり、めちゃくちゃに働きます。
こうした諸々を借金をする能力があるといい、
さらに、借金をすることに耐性があります。私の父はよく、借金を返さないといけない
というプレッシャーが、ますます、仕事への情熱(?)、馬力になると言っていました。
こうしたことが社長の借金の才能です。
ところが、2代目はどうでしょう。会社の主に資産や、PLの返済能力を中心に査定され、
主に、先代の借金を引きつぎます。
そして、その借金のプレッシャーに押しつぶされ兼ねないわけです。
中には、借金のプレッシャーをモノともしない人もいるかもしれません。しかし、これはこれで問題です。

②以降は、
この次にまた。