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マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

更新日:

『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった (ハードカバー) 』ジョン ウッド(著)
出版社: ランダムハウス講談社 (2007/9/21) ISBN-10: 4270002484

目次

 第1部 ネパールとの出会い
 マイクロソフトとの別れ
 第2部 ゼロからの出発
 第3部 新しいステージへ

 謝辞
 訳者あとがき
 ルーム・トゥ・リードの活動について

『「ネパールでは、教育が国の将来のカギになるんだ」と、ダワは言った。「君達の国が裕福な理由の一つは、すべての子供が学校に行くからだ。僕たちにはその強みがない」
でも、英語の本はどうだろう。田舎の学校でも必要だろうが?
「ネパールの人は英語を勉強したがっている。他の国の人と、コミュニケーションをとれる言葉だからね。ネパールの言葉を話す人は、少ないけど、英語を話す人はとても多い。僕がそのいい例だ。僕が英語をしゃべれなかったら、君と僕は話ができない。トレッカーも僕をガイドに雇わないだろう。ネパールの人の大半は、1日に、50ルピー(約75セント)を稼ぐのやっとだ。でも、ガイドの仕事は1日、8~10ドルになる。観光は農業に次ぐ第二の産業なんだ。だから英語を勉強する子供を助けることは、彼らが多くのチャンスを得て、よりよい人生を送るために手を貸すことになる」』

『最初に驚いたのは、世界で推計8億5000万人が、基本的な読み書きもできないことだ。あまりに大きすぎる数字で、読み間違いかと思って3回、見直した。世界の人口は約60億人。つまり、7人に1人が、簡単な文章を読んだり書いたりさえできないのだ。
8億5000万人のうち、3分の2が女性だという。その影響は、悲惨な形で次世代に受け継がれる。家で子供に本を読み聞かせるのは、もっぱら女性だかだ。母親が教育を受けていれば、次の世代に受け継がれる確率がとても高い。僕自身、それを経験している。幼いころから、母と祖母に本を読み聞かせてもらっていた。途上国ではあまりに多くの子供が、母親や教育を受けてないという不利益を背負って、人生を始めている。』

『続いて、急ごしらえの演壇に案内された。教師達が待ち構えている。1年前に会った顔も見えた。僕たちは握手をし、「ナマステ」と挨拶を交わした。教師が子供達を静かにさせたところで、校長が話を始めた。
「今日は、私たちの学校と村にとって、とても大切な1日です。本が沢山ある図書館ができました。本を開けば、世界中の謎が詰まっています。本があれば勉強することができて、家族と国のためによりよい未来を作ることができるのです。ジョンさんと、お父さんのウッディさんに感謝しましょう。こんなに貴重な贈り物を抱きました。本を大切にすると約束しましょう」
僕は心の中で、本をしまってカギをかけないで下さいと頼んだ。
校長の話が終わり、ロバの荷をおろした。本を箱から出し始めると、子供達が駆け寄ってきて、次々に新しい宝物を手にした。ある男の子は友達の頭をたたき、列に割り込もうとした。もっとも、列はないも同然。大混乱だった。子供向けの色鮮やかな本を見るのは、きっと生まれて初めてなのだろう。目をまんまるくして、キリンやカバの写真を見つめている。土星の輪を指さし、友達に一生懸命に説明している女の子。別の女の子はホオジロザメの歯にびっくりして、顔が凍り付いていた。ラブラドールの小犬の絵本を囲んで、クスクス笑っているグループもいた。
僕たちは子どもたちの様子を見守っていた。ある教師が僕を、握り締めた。茶色い瞳をうるませ、顔全体で笑っていた。
「こんなにたくさんの物を下さいました。お返しできるものはほとんどないのに」
僕は胸がいっぱいになった。言葉が見つからなかった。この学校と出会って、僕がこれまで経験したことのない気持ちで、満たされていることを、何とかして伝えたかった。僕は世界を変えたのだ。少なくとも世界のほんの一部を変えることができた。そんな気持ちは初めてだった。今日ここにいる子供達は、昨日よりちょっとだけ多くの機会を手にしている。すべては1年前の、あの言葉から始まったのだ。
「あなたはきっと、本を持って帰ってきて下さると信じています」』

『スティーブ・バルマーとベトナム・チームとのやり取りで、彼がスタッフの扱いに機転をきかせ、敬意をもって接していることに気がついた。どなりつけたり、人格を攻撃したりはしない、平凡な実績は、容赦なく叱責するが、個人攻撃はしなかった。
マイクロソフトでは、「個人を攻撃してはいけないが、アイデアは攻撃していい」と言われている。誰とでも、どんな内容でも議論をする権利がある。マイクロソフトの食物連鎖のどこに位置する相手だろうと関係ない。この格言を誰よりもよく体現していたスティーブを思い出して、僕もルーム・トゥ・リードが成長する過程で熱い議論を奨励してきた。そうは言っても、僕がすべての意思決定をしていた当初は、議論をしにくいときもあった。新しいスタッフに反論されて僕自身、面食らったこともあった。そんなときは、自分が優秀な人材を雇ったことを思い出した。激しい議論の末に辿り着いた結論は、権力者が下す命令よりも優れているものだ。』

★ずいぶん、読むまでに、時間がかかった1冊です。
 まぁ、大きなことをやっている人です。

 現代の偉人は、こういう分野からでてきそうな予感がします。
 人生の途中までは、大きな会社で、出世することを目標に、
 大学院を卒業したり、転職でキャリアアップを図る主人公が、

 劇的に、まったく「そろばんに合わない」キャリアを選択するのは、
 あっけにとられます。

 
 でも、なぜか、非常に、親しみも感じます。

 ぜひ、夏休みの1冊に選ばれると、清涼感を味わえます。

それでは、また。

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