岡本史郎 本まとめ 「会社にお金が残らない本当の理由」等

書評 経理本

岡本史郎著「会社にお金が残らない本当の理由」フォレスト出版

 

 

以前にもご紹介していますが、新潟に在住の税理士・マーケティングコンサルタントです。この本に書かれていますが、

「家」と「車」と「保険」をおさえればお金は残ること、「収入の10%しか住宅関係のお金は使わない」ということです。

私自身、この辺を真剣に考えようと常々考えています。本当にお金を残すことは、難しいですね。

戦略のない節約は本当に悲劇です。社長が社員に「節約しろ」と怒鳴るのは、効果もでず社員の士気が落ちるだけです。

具体的には、人件費、利息、リース料、家賃、税金、保険料が80%を締め、しかもそれらは会社が閉まっているときも含め年間通じて掛かるからそれを削減することが効果的なのです。

一番比率の高い人件費をパート、在宅スタッフなどで極力変動費化を図ることです。また、利息という点でも厳しい考えがでてきます。

運転資金としての借入金についてです。ビジネスが拡大するとどうしても仕入代金や経費が多くかかります。

販売代金の未回収額や在庫も増えます。これが運転資金としての借入金の常識ですが、売れば売っただけ利益がでるので、その利益を運転資金に回すことでビジネスを回すことを当然のこととしています。

現実問題、中小企業ではなかなかこうはいきません。

経営指標としては、ROA(総資本経常利益率)、CROA(総資本キャッシュフロー率)を推奨しており、これを目標とすべき業界トップの上場企業をライバルと見立て経営目標にすることで、

自己成長を図ることまで提案します。

他にも役員報酬の考え方など、筆者独自の観点もありますが他にも著書がありますので、またの機会でご説明できるかと思います。

次回は肩のこらないものを紹介したいと思います。

それでは、また!!

 

岡本史郎著「お金の現実」ダイヤモンド社

 

目次
第1章 お金というもの
第2章 お金という夢を追いかけることに夢はない
第3章 お金とは何なのか?
第4章 夢は捨てて、現実的に考える
第5章 この本での結論(お金という冒険)

◆車とお金
◎サラリーマンの二年目に車を買った。地方では車は必需品。無くてはデートもできない。しかし、車を買ってみると、
こんなことをしていてはお金は貯まらないとスグにわかった。どう計算しても、サラリーマン二年目でもらう
給料と車はバランスが合わないのだ。それでも例外なくみんなが車に乗っている。私には、その光景が
不思議に思えた。
◎ここまで約20年。私が車の本体にかけたお金は、カローラを含めて累計280万くらい。
私の友人たちに車本体にかけたお金を聞いてみた。すると社会に出てから約20年間で少ない人で1000万、
多い人は3000万円くらい使っている。だから累計280万円というのは平均的な日本人が
車にかける金額をはるかに下回る金額だ。

◆生活とコスト
◎今の日本では、何も考えないで人と同じ消費をしていてはお金が残らない。何をするにも知恵が必要だ。
しかし、地方では知恵がなくても生活の経費はかなり安く抑えることができる。
確かに、収入は首都圏よりも安い。しかし、使うところがないのだ。借金をして家を建てない限り、
地方は年収300万以下でも幸せに暮らせる環境だ。

◆「環境」が大事
◎税金の支払のために借入をする。儲かって税金を払うのに借金をするなんて、まともに考えたらおかしなことだ。
しかし、会計事務所はそれをおかしいとは言わない。銀行も言わない。「税金の支払で借り入れするのは、
当たり前のことだ」と平気で言う。それは論理的にはその通りのこともある。
だが、論理的なことが実務的に正しいとは限らない。

◆一見、現実的に見えるおかしなこと
◎一見、現実的に見えるがおかしなことがある。それはマネー雑誌などに掲載されているライフプランナーとか
ファイナンシャルプランナーという人たちが言っていることだ。
私は彼らが描くライフプランの表が気に入らない。
◎ライフプランナー、ファイナンシャルプランナーがアドバイスするとおりに生きる人は、かなり頭を使わないだけだ。
彼らがライフプランで強調するもの。例えば、結婚、家、子供、保険。こういったものは人生で大きな出費と
されるものだ。彼らがステレオタイプのように叫ぶ大きな出費だ。
しかし、こういうものほど工夫の余地が大きい。彼らのいうとおりにはならないのだ。

◆エモーショナルがロジカルで、ロジカルがエモーショナル
◎消費は、どんなものでもエモーショナルであることは認める。はっきり言って家の購入だってエモーショナルだ。
家のような高額商品でさえ、ロジカルに購入する人なんていない。
◎しかし、金融商品というのは単純な消費ではない。それは「投資」という言葉が使われているように
他の消費物とは少し毛色が違う。そして、購入にあたってはロジカルな思考が要求される。
◎最近のエモーショナル部門最大のヒット商品は「起業」。

◆ロジカルに考えると高い住居費

◆最後はお金の現実

◆夢は捨てて、現実的に考える
◎凡人に一番簡単な手が、「使わずに貯める」という方法であるのは間違いない。

◆同じやり方は通用しない

◆貯まったお金は去っていく

筆者は、住居費・車・保険・外食費の支出をコントロールすれば、貯金はできると言っています。
もちろん経済としては、お金は循環するために使われる必要があるとも反対に言っています。
こうしたことについて、若いうちに知識を持ち、考えた上で、自分の選択をすることが重要だと思いました。

ネタが続けば、明日も引き続きランキングアップの方法をご紹介したいと思います。

本日は、この辺で。

 

<h2>岡本史郎著「なぜ、あなたの会社は儲からないのか?」(株)アスコム</h2>

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目次
●はじめに
●第1章:まずは、税制の環境を知ることが経営のはじまり
●第2章:経営にはお金に対するどんな感性が必要なのか?
●第3章:ビジネス戦略を考えるうえで大事なこと
●第4章:これを知らないと会社が危ない!経営危機を乗り越える決め手

●〝あとがき〟の形を借りた個人的メモ
◆知らないと痛い目に遇う!日本の税制の恐ろしさ
◎国の後だしジャンケンにいては最近もこんな例がありました。私自身は好きではありませんが、
レバレッジドリースという節税方法があります。
(中略)
ところが、最近国は、このレバレッジドリースによる節税は認められないと言いはじめました。

◆税制の動きはいつも新聞などでチェックが必要
◎また、生命保険を使った節税方法があります。国は、生命保険を使った節税法に対しては
今までも規制をしてきました。しかし、外資系の生命保険会社を中心に新たな商品を開発。
イタチゴッコを繰り返しています。
ところが、今度は退職金の課税を強化することで結果的に保険を使った節税法に網がかかりそうです。

◆「シロ」「クロ」「グレー」、この3パターンに分けることが必要
◎税務では、シロとクロ。そしてシロともクロとも言えないグレー部分があります。
これらをきちんと分けて考える。当然、クロは経費にはなりません。シロは堂々と経費にする。
グレーは資料を用意して処理。税務調査で指摘されれば、論理的に自社の主張をする。

◆節税のために使える制度はまだある。

◎中小企業技術基盤強化税制

◆税理士選びは自分の業界で考える

◆「できる」税理士を見分けるには、この質問をぶつけること

◆独自の会計と「資金運用表」が会社の体質を強くする

◆預金残高の管理を優先したこんな経営方法もある

◆社会的なことより自分の「美意識」を確認する
◎系譜図の例 (P-87)

◆経営者の仕事は、あるべき姿を描き、打ち手を決め、覚悟すること

◆「ダメだったらどうしよう」と思うなら早めに雇え

◆いまや内部留保より大事!!「目に見えない資産」ブランディングを重視せよ

「どこよりも早く、当社が一番だと宣言すること」

◆「忙しさ」と「儲け」は関係がない。体ではなく、頭を働かせろ!

◆重要なのはポジショニング。
ライバル不在の分野を開拓すればいい

★税制、財務、ビジネス戦略、経営危機の対応策など、盛りだくさんな1冊です。
岡本史郎さんの本をまず1冊ということであれば、お薦めです。

ある方から聞いた話では、著者は、年間、数千万円を読書のための本代に使っているそうです。
私も、早くそんな身分になりたいです(笑)。

本日は、この辺で。