『中堅中小企業のための「日本版SOX法」活用術―「実施基準公開草案」を踏まえての実務対応 (単行本) 』本郷 孔洋(著)
出版社: 東峰書房 (2007/01) ISBN-10: 4885920736

目次

第一章 日本版SOX法は、経営者を守るためのものだ
第二章 日本版SOX法の概要
第三章 内部統制構築に向けた実務対応
第四章 実施基準を踏まえた内部統制の実施ポイント

◆内部統制の目的

『 内部統制とは何かということについてお話します。一般的に考えられている
内部統制の定義というものは、「経営目標が達成されているとの合理的な保証
を得るため、すべての役職員によって業務が適切に遂行されるプロセス」の
ことをいいます。ポイントは、経営目標を達成するためというところです。
会社にはいろいろな経営目標があるかと思うのですが、設定した経営目標が
達成されているとの合理的な保証を得るために、それぞれの会社の従業員、
役職員が業務を適切に遂行するプロセスが内部統制ということができます。』

『 これらの経営目標を大きくまとめると次の四つになります。一番目は業務の
有効性及び効率性です。要するに売上高を30%伸ばしたり、ROE(自己資本
利益率)を10%以上にするコンプライアンス(法令遵守)です。三番目は
正しい財務諸表を作成するということであり、財務報告の信頼性を確保する
ことです。最後は、従業員の不正を未然に防ぐということを含め、会社の資産を
保全することです。企業それぞれの経営目標については、このような四つの
目的にまとめることができます。』

◆何を評価し、文書化すればよいのか

◆業務処理統制の文書化

★基本的には、上場会社のためのものなので、
中堅中小企業には、関係ないのでは、と思っていました。

ちょっと、定義はわかりませんが、
新興企業に上場している中小企業、中堅企業を想定して書かれているようです。

「最小のコストで最大の効果を」とうのがポイントのようなので、
日本版SOX法の入門書や、実務書としても、良いのかもしれません。
言葉遣いが丁寧なんで、なぜか、好印象になってしまいます(笑)。

本日は、この辺で。

編集後記

実は、

今週末に、事務所の移転を控えています。

ですから、本など、買っている場合ではありませんが、

今日も、アマゾンから3冊送られてきました。

昨晩も、一生懸命、無造作に置かれた本を箱詰めしてくれたスタッフには、

ちょっと、心苦しいです。

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投稿者 himico-blog