『ウォートンスクールの意思決定論』

書評

『ウォートンスクールの意思決定論』
出版社: 東洋経済新報社 (2006/07) ASIN: 4492532137

目次

 意思決定の複雑な関係
 1 個人の意思決定(意思決定のトレードオフにおける感情的性質
 無能な天才:多段階の意思決定における平凡な推論の力 ほか)
 2 経営上の意思決定(直観とモデルを組み合わせて意思決定を向上させる
 よく考えられた意思決定vs.ご都合主義の意思決定:東洋と西洋の視点 ほか)
 3 複数当事者による意思決定(戦略的学習と戦略的教育
 交渉における評判 ほか)
 4 意思決定の社会への影響(気持ちの変化:医療検査に対する予期しない反応
 価値観と意思決定 ほか)

◆意思決定のトレードオフ

 『 ・・実際には、利害が大きい意思決定状況ほどネガティブな感情が考慮されるといわれている。
  たとえば冷蔵庫を買う人は、認知努力の関係から、すべての属性やモデルについて考えることは
  せず、観音開きの冷蔵庫だけ、もしくは1つのメーカーのモデルだけに注目するか、そうでなければ
  プロセスを単純化して認知努力を減らす。感情に左右された意思決定では、認知努力だけでなく
  意思決定の感情的な代償も考慮される。人員削減を考えているマネジャーは、業績は上げているが
  子供はすでに成人しているボブと、業績はいまひとつだがシングルマザーであるサンドラのどちら
  を解雇するだろうか?感情的にはサンドラを解雇するほうがはるかに困難だろう。そこでマネジャー
  は、この苦しみから逃れる方法を何とか見つけようとする。』

◆感情のトレードオフの問題がおよぼす影響:
 いつも以上に熱心に取り組むが、必ずしも賢明とはいえない

◆より良い経営上の意思決定のための感情のマネジメント

 ◎感情が意思決定にどう影響するかを理解する

  『 意思決定の効用最大化アプローチでは、感情は無視されるが積極的に回避されるが、
   意思決定にも感情が入り込む余地はある。たとえば、人はよく将来最も後悔することの
   少なそうな意思決定を行う。この将来の後悔を最小化するという目標は、意思決定において
   感情の入り込む余地などなさそうに見えるが、最初の印象よりはるかに理にかなっている
   場合がある。・・・』

 ◎意思決定者が感情を動かすことのないようにする

  『建設的に回避する
   
   属性を同時にではなく順番に考慮する

   感情をおよぼす影響を減らすために意思決定をフレーミングし直す

   感情に立ち向かうように意思決定者に強いる』

◆ダイナミックな意思決定の問題を解決するために
 われわれはどれだけよく準備できているか?

  1、完全な将来の計画作成

  2、最適な学習

★一章、二章に興味があったので、そこら辺を中心にざっくり読みました。

 正直、消化不良です。

 ただ、ハーバードか、ウォートンスクールかと言われる、
 全米のトップビジネススクールだけあって、

 ありとあらゆる角度で、意思決定する場合の方法論を研究しています。
 個人の意思決定のケースでは10人中2人を解雇しなければいけない場合に、
 誰を選ぶか?など、実際の企業経営で直面する話題をあげています。

 大きな利害関係に関わる問題で、迷っている方にお勧めです。
 でもそんな時に、本など、読んでいる余裕はないかも(汗)。

本日は、この辺で。