『インナーワーク―あなたが、仕事が、そして会社が変わる。君は仕事をエンジョイできるか!』W.ティモシ

書評

『インナーワーク―あなたが、仕事が、そして会社が変わる。君は仕事をエンジョイできるか!』W.ティモシ

ー・ガルウェイ (著)
出版社: 日刊スポーツ出版社 (2003/05) ISBN-10: 4817202246

目次

 序文 ワーク・フリーへの旅立ち
 第1章 内側からの変化の時代
 第2章 巨大企業とのチャレンジ
 第3章 集中力のメカニズム
 第4章 実践インナーワーク
 第5章 「仕事とは」の再定義
 第6章 自動力「モビリティ」と順応
 第7章 STOPツールの活用法
 第8章 自分株式会社CEO
 第9章 コーチング
 第10章 内側からの野生の欲求
 おわりに ENJOYのために

 『 学習する組織──ラーニング・オーガニゼーション──の環境作りには、コーチの役割だけでなく、
  目的やシステムを常に見直し、変化していくことが不可欠だろう。すでに述べたように、学ぶことと
  能力の発揮は相反する要素ではなく、実は一体なのだという視点が、まずもって要求される。優れた
  「能力の発揮者」(PERFORMER)は素早い「学習者」(LEARNER)ともいえる。素早い学習者になる
  には、周囲の世界がどうあるべきかではなく、今どうなのかに注意を向け、現実をそのまま観察する
  ことだ。そのとき、学習は単なる指導要綱ではなく、自分が世の中を「知る」ための機能の1つに
  なる。より鮮明に周囲で起きていることが見えるようになる。「過剰判断」や「過剰コントロール」
  といった旺盛すぎる自我意識や偏った解釈なしに、実態に触れることができるようになる。
   ものごとを学び取る「学習能力」(習得能力)は、心に不安があると低下する。ものごとを
  受け入れようという意識が低ければ、習得の効率も落ちる。・・・』

 『 私が求めているのは、「自分の能力を自由に解き放って思い切り仕事で発揮する」、人間に
  与えられている根源的な自由だ。
   幸いなことに、私たちは周囲の環境に左右されることのない、生まれついての自由をそれぞれの
  内側に持っている。それを大変ありがたいことだと感じている。私の冒険の旅は、自分自身の
  持つ自由を知り、仕事にそれを存分に発揮させる旅だ。』

 『「なぜだと思いますか」私は質問しましたが、すでに答えは分かっていました。
  「リラックスできたせいですね。アーティキュレーションをうまくやろうとしないで、
  と言われたので、プレッシャーがなくなりました。それに、自分の舌の変化に強い好奇心を
  持ったのです」
  「もしかすると、プレッシャーを感じると不安で舌が乾き、それでこわばった感じになるのかも
  しれませんね。逆にその舌に意識を集中することで、プレッシャーが消えたわけです。恐れから
  自分を解放したことで、セルフ2の本来の力が発揮されたんですよ」』

★今日の、神田さん主催の天外伺朗さんのセミナー第二回で、ちょうど、取り上げられたテーマです。
 共時性というか、自分でも狙って読んでいる気もします(無意識下で)。

 セルフ1「評価する側、自分、意識、大脳新皮質」
 セルフ2「話しかけれられる側・自身・無意識・大脳旧皮質」
 の話がポイントです。

 とりわけ、
 セルフ1が恐れや、不安、心配を創造し、それが、人間本来の力を発揮することを妨げる場合がある。
 なおかつ、それは誰にでも、頻繁に起きる。
 それらは、無意識で、気づかないケースもある。

 それを、回避するには、「感覚」にゆだねる、注意を向ける。
 「ボールの縫い目を見る」など。
 椅子に座った状態で、目を閉じ、太ももの裏や、足の裏で、身体の重み・重力を感じる(?)。

 残念ながら、教わったことを、言語化するのは、大変良くない(学習者にとって)。
 これは、著作権の問題というよりも、
 腑に落ちる、という感覚が大事なのであって、言葉で説明できないものを、
 あえて、説明しようとすると、その獲得したものが薄れてしまうのだそうです。

本日は、この辺で。

編集後記

ここのところ、夜寝る前は、「坂の上の雲」を読んでいます。

全八巻で、七巻に突入し、

日本の連合艦隊と、バルチック艦隊の激突が始まります。

ちなみに、これは、明治時代の日露戦争のお話です。

これまた、天外伺朗さんより、へたな本を読んで勉強するよりも、

よっぽど、経営・マネジメントの勉強になるとのことで、読み始めました。

ですが、

単に、面白いです。夢中になります。

日本の国の、まさに青春期です。なんだか、勇気をもらえます。

長い、お休みにお薦めです。