「報連相」の基本&実践力がイチから身につく本

書評

『「報連相」の基本&実践力がイチから身につく本―デキる人になるための必須スキル! 当たり前だからこそ、もう一度見直したいビジネス』野口 さとみ(著)
出版社: すばる舎 (2007/09) ISBN-10: 4883996654

目次

 プロローグ なぜ今、報連相が求められるのか

 PART 1 「報連相」の前に知っておきたいこと

 PART 2 「報告」で上司と部下がわかりあえる

 PART 3 「連絡」で職場の風通しが格段によくなる

 PART 4 「相談」がミスを防いで、実力をアップさせる

 PART 5 一歩先ゆく「報連相」のコツ

◆言葉にしないと伝わらない!

 『働く人の経験や立場、属性などは十人十色。常識や価値観など、考え方も人それぞれです』

 ◎言葉にしたことしか伝わらない

  『 ビジネスにおけるコミュニケーションでは、相手にしてほしいことや、考えたこと、
   伝えなければいけないことなどは、すべて口から出したり、メールに書いたりして、
   言葉にしなければ相手に伝わりません。
    相手の気持ちや考えを察するということも、ないわけではありません。でも、家族や
   友人など、部分的にでも同じバックグランドを共有している人との間ならともかく、
   さまざまな人々が働く場所でそれを期待するのは無謀です。
    あなたの頭の中にある情報を言葉にして、ほかの人と共有すること。
    報連相のみならず、すべてのコミュニケーションの基本はここにあります。
    今、多くの企業で職場が没コミュニケーション化しているのは、この基本を忘れている
   人がものすごく多いからです。
   「こんなことを言ったら嫌われてしまうんじゃないか」とか、「これを書いたら図々しく
   思われから」とか、いろいろと考えることは決して悪いことではありません。でも、
   頭の中でどれだけ考えていても、相手に伝わるのは言葉にしたことだけです。
    言葉にすることが、コミュニケーションの大前提です。これから報連相について学んで
   いくために、まずはこの前提を覚えておいてください。』

◆デキる人ほどメモを取る

 『 ビジネスでは、常にメモ帳を携行して、片っ端からメモを取りましょう。
   実際、私がこれまで出会った各企業のデキる人は、大抵が”超”がつくくらいの「メモ魔」
  の方ばかりでした。
   逆に、仕事の出来が悪い人ほど、「これくらいメモを取らなくても大丈夫ですよ」と、根拠の
  ないことを言う場合が多かった気がします。どうも仕事のデキる・デキないは、メモを取る頻度
  に現れるようです。』

◆「5W1H」で情報の伝達ミスを防ぐ!

◆「報告」とはどんなものか?

  ◎指示と報告がセットになっている

  『 実際の職場では、上から下へと向かう情報は、最初は「指示」という形でピラミッドの
   中を「下りて」きます。経営陣から各部署の部長へ、部長から各チームの係長へ、係長から
   一般の社員へという「指示」の流れです。こうして上から下りてきた指示に基づいて、会社
   というチーム全体が動くのです。
    でも、上から下への支持だけでは、ピラミッドの上の方にいる経営陣や管理職の人たちに
   は、現場の情報がまったく入りません。情報がなければ、新しい指示を出すことはできません
   ね。
    そこで、下から上への向かう情報の流れ、つまり「報告」が必要となります。
    報告は、基本的に支持とセットになっています。上から下りてきた指示によってやるべき
   仕事を指定されたら、その仕事を精いっぱい実行し、実行した結果がどんなものであれ、
   その結果を下から上に報告する。
    この指示と報告のサイクルが、仕事を行う上での最少の単位となっているのです。報告の
   一番の役割は、このサイクルを回転させ続けることです。』

  ◎報告の分類は5つ

◆結論を先に伝え、事実と意見を明確に分ける

◆判断に迷う「頭越し指示」への対応のポイント  (p-73

  ◎「頭越し指示」の場合、結果の報告は誰にすればよいか

★たかが報連相、されど報連相。本当に、そう思います。
 この本を、読んで、「されど報連相」へのますます、強く思うようになりました。

 とりわけ、指示と報告はセットだとか、
 「直属の上司を超えて、あるいは、部署を超えての、指示」にどう対応するかとなど、
 非常に役立つ事例が豊富です。

 こうしたルールがハッキリしていれば、
 社内の「風通し」の良さに、一歩近づきそうです。

本日は、この辺で。