「最近テレビでもやっている、ANAの上級会員になって、空港のラウンジに入りたい。ところで、ANAカードとか作って、カードで買い物したり決済すれば、プレミアムポイント・マイルって貯まるのかな?」
「そもそも、ANAマイルとANAプレミアムポイントの違いを知りたい。ANAのマイルが貯まればプレミアムポイントも貯まると思ったら、どうやら違うみたい!やっぱり、飛行機に乗らなきゃダメなの???」
「あと、セットで、効率よくプレミアムポイントを稼げる方法も教えてください。」

こういった疑問に答えます。

※記事は3分くらいで読み終わります。深掘りした解説などは、関連記事を貼っておきました。

本記事の内容

  • ANAマイルとANAプレミアムポイントの違いとは【全然ちがいます】
  • プレミアムポイントを効率よく稼ぐには、パック旅行ではダメ

この記事を書いている僕は、マイラー歴5年ほど。

出張で年間60回以上飛行機に乗ったので、2年続けて、プラチナ会員のさらに上の、ダイヤモンド会員です。

しかも、法人クレジットカードでマイルを貯めて、年間で30万マイルほぼほったらかしで貯まります

ANA最上級ステータスのダイヤモンドステータスで空の旅を満喫しています。

 

最初に、ネタバレ!

結論から言うと、ANAの飛行機に乗らなきゃ、プレミアムポイントは貯まりません。

ですから、年間飛行機に数回しか乗らない、又は出張がほとんどない、という人がANAの上級会員になるのは、そのまままでは少し難しいです。

 

=2020年3月21日追記=

 

ANAから、コロナ対応で、6月末までプレミアムポイントを二倍で積算がリリースされました。

流石に、ここから、3ヶ月飛行機に乗る機会はまだ少ないと思います。

2020年いっぱい延長されると、一気にプレミアムポイントを稼いで、上級会員になるチャンスが来るかもしれません。

2020年1月1日(水)から2020年6月30日(火)までのANAおよびANAグループ運航便のご搭乗で獲得されたプレミアムポイント数を通常の2倍にいたします。

 

=ここまで追記=

 

でも、マイルを貯めるには、いろいろな方法があります。

私自身、真剣にマイルを貯めようと思い、最初にやったことがANAカードを作ったことです。

ただ、沢山ANAプラチナカードで買い物すれば、プラチナ会員になれるはずと、甘―く考えてていたのは、内緒の話です。

 

というわけでまずは「ANAマイルとANAプレミアムポイントの違い」について解説します。

 

 

 

 

ANAマイルとANAプレミアムポイントの違いとは【全然ちがいます】

プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステイタスが決まり、ステイタスごとのサービスをご利用いただけます。

プレミアムポイントとマイルの交換や合算はできません。
プレミアムポイントは年間(1月~12月)で積算し、翌年に持ち越すことはできません。
翌年度のステイタスが決定する12月末日よりも早く、各ステイタスに必要なプレミアムポイントを獲得されたお客様には、翌年3月末日まで、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズそれぞれのプレミアムメンバー事前サービスをご利用いただけます。

以上、ANAサイトより

ANAマイルとANAプレミアムポイントの違いを、たとえて言うならば、

  • プレミアムポイントはお金で買えないが、マイルはお金で買える
  • プレミアムポイントは繰り越せないが、マイルは繰り越せる
  • プレミアムポイントは食べられないが、マイルは食べられる

 

一個ずつ説明することで、プレミアムポイントの理解が深まります。

プレミアムポイントはお金で買えないが、マイルはお金で買える

プレミアムポイントは、自分自身がANAの飛行機に乗って飛ぶことでしか、獲得することができません。

それに対して、マイルは「バイ・マイル」とうい言葉があるくらい、飛行機の搭乗のほかにも、カードの決済など、たくさんマイルを獲得する方法があります。

 

プレミアムポイントは繰り越せないが、マイルは繰り越せる

プレミアムポイントは、毎年1月1日から12月31日までの累計ポイントで、
翌年の4月1日からのANA上級会員の資格判定をするものです。

毎年除夜の鐘とともに、誰もがゼロにリセットされます。

それに対して、ANAマイルは、一般会員ならば有効期間が3年、最上級のダイヤモンド会員は、会員の間はマイル有効期間がありません。

 

プレミアムポイントは食べられないが、マイルは食べられる

プレミアムポイントは、上級会員の資格判定のためだけの数字なので、これを他の何かに交換することができません。

それに対してマイルは、ANAの特典航空券や、ANAの電子クーポンである「ANAスカイコイン」だけでなく、他社のポイントなどにも交換が可能です。
これを称して「食べられる」と表現しました。

 

いかがですか?

ANAマイルは、もはや単なるマイレージプログラムを越えて、仮想通貨のレベル

どこのポイントとも交換できたり、ANAスカイコインに交換することで、ANAグループのネットワークの中では円のように決済に使えます。

 

車のトリップメーター、あるいは「総走行距離」を表すオドメーター。(スピードメーターの中にある数字が並んでいるやつです)
これは、車が走った距離分だけ正確に記録されます。

ANAプレミアムポイントも同様に、あなたが飛行機に乗って、飛んだ分だけが記録加算されるのです。

そして、「記録」とは、上級会員になるための文字通り「マイレージ」

【もともとの「マイレージ」の英語の意味は、(一定時間内の)総マイル数、走行距離、(燃料ガロン当たりの)走行マイル数、燃費です】

その上、プレミアムクラス席にのったり、ANAプラチナカードを持っていたりすると、プラスに加算されるので、お得です。

 

 

・ANAマイルとは

飛行機に乗ったり、ANAカードで買い物すると貯まる、「仮想通貨」のようなもの、つまりお金と一緒です。

貯めるためには、上記以外に、他社のポイントをマイルに交換する方法もあります。

Tポイントなどから、ANAマイルに交換できたりします。
最近では、「ポイントサイト」で貯めたポイントを、ANAマイルに交換することが人気です。

使い道は、無料特典航空券への交換や、ANAスカイコインへの交換です。
お得ではありませんが、マイルを他社のポイントに交換することもできます。

ANAマイルのお得な使い道はこちらの記事を参考に!

anaマイルの使い道、いちばんお得なのは?anaスカイコインとか

・ANAプレミアムポイントとは

飛行機に乗ることで、車の「走行距離計」のように加算されるもので、1年間の有効期限、1月1日でゼロにリセットされます。

金銭的な価値はありません。プレミアムポイントの目的は翌年のANA上級会員の資格判定のためです。

ブロンズ会員は3万プレミアムポイント、プラチナ会員は5万プレミアムポイント、
ダイヤモンド会員は10万プレミアムポイントが必要となっています。

 

5万プレミアムポイントのプラチナ会員を目指して、そのためだけに、飛行機に年間50回以上のる人もいます。
そういう人たちを、「修行僧」とか、「プラチナ修業」などと呼んだりします。

とういのも、一度プラチナ会員以上になると、
ANAのSFC(スーパーフライヤーズカードの略)カードを作る権利を獲得できるからです。

このSFCカードがあると、空港の*ANAラウンジが利用できたり、
プラチナ会員に近いサービスを、SFCカードの年会費を継続して払っている限り受けられるメリットがあるのです。

毎年出張するよという社長さんでしたら、修業などという面倒なことをしなくても、ANA法人カードで経費を払うことで、毎年ダイヤモンド会員になれます。

 

*ANAラウンジという、主要空港の保安検査場に入った中にある、別室の待合室です。そこでは、ソフトドリンクと、ビール・ワインなどのちょっとしたアルコールが無料で飲め、席には電源があり、フライトまでゆったりと過ごせるようになっています(ちなみに有料でも事前申し込み4,000円、当日は6,000円)。

あと、ANAラウンジをすぐ使いたいという人には、
こちらのANAプラチナJCBカードがおすすめ。

お金で買えるANA上級会員のステータスANAプラチナカード

プレミアムポイントを効率よく稼ぐには、パック旅行ではダメ

プレミアムポイントを稼ぐには、楽天トラベルや、じゃらんなどのパック旅行は、間違った選択です!

自分でANAサイトから飛行機を予約して、カードもしくはANAスカイコインで支払うのが正しい選択です。

 

プレミアムポイントの計算式

プレミアムポイントの計算式は以下の通りです。

プレミアムポイント=「フライトマイル」×「積算率」×「路線倍率」+「搭乗ポイント」

簡単に説明すると、
・「フライトマイル」は乗った距離で決まります。

・「積算率」、これが重要で、どのような席を、どこから買ったかで、異なります。
パック旅行だと低いのです。

・「路線倍率」、これは国内線の場合関係ありません。2倍で全て統一です。
海外路線の場合は、なぜか、アジア路線が優遇されています。

・「搭乗ポイント」は、 搭乗クラスや運賃によってプレゼントされるポイントです。

 

羽田→那覇路線を比較してみると、

羽田→那覇路線 マイル プレミアムポイント
パック旅行 492 984
株主優待価格 738 1,876
正規運賃(普通席 984 2,368

 

けっこう違いますよね!

ちなみに、同じ路線プレミアムクラスに株主優待価格で搭乗すると、
2,860プレミアムポイントが、一回のフライトで貯まります。マイレージは、1,230。

その差、パック旅行と約3倍!!

 

プレミアムクラスとは、新幹線のグリーン席にあたるものです。

国際線でいうビジネスほどではありませんが、最近のプレミアムエコノミークラスに相当します。
JALには国内線にもファーストクラスがありますが、その下のJクラスよりは明らかに上の感じです。

プレミアクラス(シート)に座れば、一度のフライトで多くのプレミアムポイントが効率的に獲得できます。

 

なぜ、「じゃらん」などの、いわゆるパック旅行の航空券では、
ANAのマイルやプレミアムポイントが貯まらないかというと、

そこには、航空会社の資本主義の原理原則があるからです。

高いチケットを買ってくれた人、常連のお客様を、大切にする
大切にするというのが、この場合、マイルやプレミアムポイントで還元するということです。

 

私は、過去に「じゃらん」をメインに使って、国内出張をしてきました。

2016年 643,240円 ( 70,494プレミアムポイント)プラチナ会員

2017年 504,540円 (115,066プレミアムポイント)ダイヤモンド会員

2018年 360,500円 (106,358プレミアムポイント)ダイヤモンド会員

上記の金額は、じゃらんに支払った年間の金額で、カッコ内はその年に獲得したプレミアムポイントです。

 

これから分かるように、
パック旅行の金額を減らせば減らすほど、プレミアムポイントは増えています。

なぜならば、出張の回数は変わらないので、直接ANAから購入するチケット代金が増えているからです。

その上、ホテルは自分の好きなホテルを手配して、そこのホテルのポイントやメンバーズシップが利用できます。

飛行機では、プレミアムポイントが多く獲得できて、ダイヤモンド会員になることができ、ホテルでは上客として接遇されるので、一挙両得です。

 

私の場合は、
もともと法人クレジットカードのポイントを、どぶに捨てていたようなものだったので、ANA法人カードで獲得したマイルは、とくにコスト計算していません

 

パック旅行にかけていたお金が、株主優待券の購入費用とホテル代にみあえば十分で、
それ以上に経費が削減できたら、御の字です。

実際のところ、株主優待券が平均4,000円で24枚(12往復)購入すると約5万円。

一回のホテル代が1日1万円平均だと、12万円なので、併せて17万円。

 

ですから、当初65万だったパック旅行代が、36万に落ちて、その差額は、約30万。

増えて経費が17万なので、年間13万円くらいは、出張費が削減できていると思います。

 

それ以外にも、緊急の出張で、翌日のチケットをANAスカイコインで買えたりしているので、
もっと金銭的にもメリットがあります。

その上、株主優待券のチケットは、変更や取り消しが自由自在なので、とてもとても助かります。

ANA法人カードで、速攻でダイヤモンド会員になる5つのステップ

まとめ

ANAマイルとANAプレミアムポイントは全然ちがう。

マイルとプレミアムポイントの違いをたとえて言うならば、「仮想通貨」と「トリップメーター」

マイルには金銭的価値があり、プレミアムポイントにはない。
その代わりに、プレミアムポイントをたくさん貯めると、上級会員ステータスというご褒美がもらえる。

プレミアムポイントを効率よく稼ぐには、パック旅行ではダメ!

航空会社は、高いチケットを買ってくれた人、常連のお客様を大切にするので、自分でANAサイトから手配することが大事。
そのためには、ANAマイルを貯めて、スカイコインを活用するのがポイントです。

 

法人クレジットカード、経費でマイルが貯まるanaカードはjcb

投稿者 himico-blog