当てにしていた銀行の借入(融資)の審査が降りなくて困った・・・
そんな時に資金繰りの助けになるのが、ファクタリングです。
また、3月末決算の会社が、決算書の財務数値を改善するのにも役立ちます!
けれども、流れや・仕組みがいまひとつ分からない。
超初心者なので、融資との違いや、何を基準に選べばいいのかまったく分からない…
という方向けの記事です。
この記事を読むと、ファクタリングの基本的な仕組みと、
おすすめのファクタリング会社がわかります。
自社の請求書(売掛金)を売却して、
本来の入金期日よりも早く、請求書(売掛金)を現金化(資金化)できるのが、ファクタリングサービスです。
銀行の借入などに比べると審査が早く、しかも、ネットの専門のファクタリングでは、
即日現金化するスピーディーな対応で、多くの中小企業が、普通の資金調達のひとつとして採用しています。
この記事を書いているのは、
経営者経験15年以上で、4社の会社を経営しているニタこと、中山博之です。
2代目として、IT会社を再建したのちに、
新規事業を4社立ち上げました。
こうした経験と失敗から、主に、会社経営とりわけ、銀行取引や資金繰りについて紹介しています。
資金繰りの助けになるのが、ファクタリング。3月末決算対策にも!
「ファクタリング」とは?
商品やサービスを売った時に、相手が会社(法人)の場合は、現金と取引ではなく掛け取引で、
請求書を出す(発行する)のが一般的です。
しかし、相手が大会社の場合は、請求書を出しても、翌月末(30日後)とか、
翌々月末(60日後)に銀行振り込みというのがあります。
これは、困ります。
先に、仕入れや、人件費の支払いが先行して、資金繰りが逆ザヤになるからです。
そこで、この請求書(売掛金)を、現金化することを「ファクタリング」といいます。
僕も、福祉関連の会社では、創業当初から活用していました。
一般的に、入金までのサイクルが60日以上ある場合、とくに、創業時は資金繰りが大変だからです。
しかも、
ファクタリング会社は、自社の信用だけでなく、売掛金の相手の信用もみるために、審査が早い会社が多いので、
当てにしていた入金が遅れたときや、借入ができずに、急いで資金が必要な時などにとても便利です。
あとは、期末にピンポイントで、ファクタリングを活用することで、売掛債権が減少し、現預金が増加します。
その結果、決算書の評価が若干あがります。
ファクタリングのデメリット
・手数料が高い
手形の割引でも同じですが、本来の期日よりも早く受け取るために、手数料(金利)がかかります。
その上、審査や事務の手数料が加わりますので、
ファクタリングを申し込む金額によってはかなり割高になる可能性があります。
・銀行融資の代わりにはならない
ファクタリングはしょせん、そもそも入ってくる予定のお金を、数か月前倒しで受け取るものです。
急場をしのぐことでは価値があるものの、銀行融資の代わりにはなりません。
銀行融資の申し込み・審査などと並行して、資金繰り計画が必要です。
ファクタリング会社の選び方
はじめに、ファクタリング会社の選び方のポイントをここで確認しておきましょう。
ファクタリングは3社 or 2社?取引き形態から選ぶ
ファクタリングの取引きには、自社・売掛先の顧客・ファクタリング会社による「3社間」と、
自社とファクタリング会社による「2社間」があります。
簡単に解説します。
主流は「2社間」
顧客への通知が不要なのが「2社間」顧客への同意書も必要もなく、登記といった面倒な手続きも不要です。
現金化が早いので、迷ったら「2社間」ファクタリングです。
売掛金の金額が大きく、スピードよりも手数料を安くしたい場合は「3社間」
ファクタリングの手数料を少しでも安く抑えたいというときは、約1~6%程度の、「3社間」がおすすめです。
3社間の場合は、顧客へ債権(売掛金)譲渡通知が必要となります。
売買契約書に、債権譲渡の禁止条項がある場合は、要注意です。ただし、2020年春の民法改正により、債権譲渡の禁止は無効となります。
最小の買取額と入金までの日数は必ずチェック!
事前に、最小の買取額と入金までの日数を確認することが大切。
下限金額は、ファクタリング会社によって異なります。
10万円からOKのところもあれば、百万円以上でないと利用できないケースもあります
また、入金までの日数もまちまち。金額にもよりますが、即日に入金可能なところや、数週間掛かるところもあります。
クライアントの同意書が必要な3社間は、どうしても、入金までの日数が掛かります。
2社間であれば、早く入金してもらえるのでおすすめ。
ファクタリングのインターネット完結なら、面談・来社不要で便利
仮想(バーチャル)口座の利用など、IT技術の進化の結果、
ファクタリングをインターネットで完結できるサービスがでてきています。
面談や、紙の書類の記入がないのは、忙しいベンチャー企業の経営者にはありがたいです。
もちろん、審査や入金までの日数も、他社に比べて早くなっています。
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