それでは、地方銀行トップ行の横浜銀行のビジネスローン「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」について、

一緒に見ていきたいと思います。

横浜銀行のホームページでは、「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」は、

「中小企業のお客さまの必要資金をすばやくサポートします」とうたっています。

無担保で最高5千万円までご融資、ご返済は最長5年とういのは、銀行融資としては一般的ですが、

インターネット融資などからすると比較すると、借入期間は長いですね。

新規取引OKということで、ビジネスローンの敷居の低さを感じます。

 

「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の基本スペック

横浜銀行ビジネスローンの特徴は、以下の通りです。

商品名 「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」

 

概要:

金利 固定金利:年2.75%~・変動金利:年2.95%~4〜14.9%、借入可能金額100万〜5,000万、申込来店必要、審査期間不明、担保不要

 

 

「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の商品概要は、以下の通りです。

・商品概要

ご利用になれる方

以下のすべての要件を満たす法人

1.売上高10億円以下の中小企業であること

2.業歴2年以上かつ直近2期以上の確定申告を継続完了していること

3.利用している金融機関からのお借り入れの延滞および税金の滞納のないこと

4.金融保険業、不動産業、パチンコホールのいずれでもないこと

5.会社法上の会社であること(株式会社、合名会社、合資会社、合同会社、特例有限会社)

 

・お使いみち

運転資金、設備資金

※土地取得、建物取得・建設資金(不動産取得・建設資金)等一部の設備資金については、本商品のご利用対象となりません。

 

・ご融資金額

5千万円以内(お申し込みは100万円以上10万円単位となります。)

 

・ご融資利率

2019年9月1日現在

固定金利:年2.75%~

変動金利:年2.95%~

(固定金利または変動金利)(注)

(注)

上記の金利は、2019年9月1日現在の当行所定の基準金利により算出しています。ご融資利率は、お借り入れ時の当行所定の基準金利により決定するため、上記の金利を上回る場合があります。

※本ローンのご融資利率は、お客さまの財務内容、事業規模等のデータをもとに当行独自の審査基準により一定の範囲内で決定します。

※変動金利の場合、当行所定の短期プライムレートに連動しますので、短期プライムレート引き上げ(引き下げ)の際には、同じ上げ幅(下げ幅)で変動します。

 

・ご返済方法・ご融資期間

期日一括返済:3か月以上1年以内

元金均等返済:5年以内(注1、注2)

(注1)横浜銀行から初めてお借り入れを受ける場合は、3年以内。

(注2)期間1年超の場合は、据置期間6か月以内で設定することができます。

 

・利払い方法

1年を365日とする日割りで計算し、次回利払い日までの前払いとなります。

 

・担保

無担保

(注)

すでに根担保権(一定の極度額の範囲内で、反復継続して発生する融資の元金、利息、損害金などを担保する担保権)を設定している場合は、その根担保権が及びます。

 

・連帯保証人

必要に応じて代表者の方

 

・ご提出になる書類

必ず必要になる書類

直近2期分の決算書(税務署の受付印のある確定申告書の写しを含みます)

資金使途確認資料(見積書など)

その他、以下の書類を含め、必要に応じて別途お願いすることがあります

商業登記簿謄本または履歴事項全部証明書

印鑑証明書(会社・代表者全員)

住民票(代表者全員)

最新決算期の納税証明書(その1、3の3)

主たる金融機関の返済予定表・通帳写し3か月分

など

 

  • 「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の借り入れ可能エリアについて

「神奈川県・東京都町田市の中小企業法人」とありますので、明確です。

 

「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の保証会社 について

ホームページの情報では、特に、情報提供に対する同意などの記載がなく、不明です。

保証会社がない可能性高いと思われます。

 

横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」のメリット

1、ビジネスローンとしては、スタート(下限)の金利が低い。

法人融資の一番の比較項目としては、圧倒的に、金利ですよね。

もし、「ビジネスローン 価格」という検索ワードがあれば、それで、全ての銀行融資の金利を一覧で比較したいぐらいでしょう。

価格コムみたいに(笑。

 

また、諸条件・その企業の前提が違うので、そんなことはできないでしょうが、この横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の2019年9月7日現在の金利、

固定金利:年2.75%~ 、変動金利:年2.95%~

というのは、魅力的です。

もちろん、あくまでも、スタートの金利であって、適用される金利は、その会社・法人によって異なります。

 

2、融資上限が5,000万と大きい。

当然、経営者ならば、誰しも融資金額は大きいに越したことはないですよね。経営の自由度が高まりますし、まあ、金利とのトレードオフはありますが、

現預金残高が多いことは、経営者の心の平安をもたらします。

もちろん、資金使途確認資料が求められているので、それ以上の額は借りれませんし、それ以内でも、融資額は審査の範囲内となるでしょう。

 

3、提出書類が、比較的少ない

必ず提出するのが、直近2期分の決算書(税務署の受付印のある確定申告書の写し)、資金使途確認資料(見積書など)です。

これは、融資を受ける以上、最低限これぐらいは準備できないと不味いでしょう。

別途必要となる可能性がある書類も、商業登記簿謄本または履歴事項全部証明書や、印鑑証明書(会社・代表者全員)住民票(代表者全員)。

最新決算期の納税証明書(その1、3の3)と、主たる金融機関の返済予定表・通帳写し3か月分。

なので、どれもあるもの、取りに行けば取得できるものなので、資料作成に時間を取られるのでないのは、好感がもてます。

 

4、融資期間が5年以内、インターネット融資と比較すると、比較的長い。

インターネット融資は、リスク回避のために、融資期間が1年以内とか短いケースが多いので、それに比べると5年というのはリーズナブルです。

ただし、横浜銀行から初めてお借り入れを受ける場合は、3年以内とありますので、ご注意を。

これは、銀行というのが、新規法人の融資にリスクを取ることが非常に慎重なので、仕方ないことです。

窓口の融資担当者が銀行内で書類を審査部門に回しても、貸付金回収の裏付けが明確でないと審査が通らないのです。

逆に言うと、少しでも多くの、ベンチャー・新設法人と契約するための、短い融資期間は、救済策なのだと前向きに捉えるとよいかもしれません。

 

一般の銀行融資でも、保証協会が付かない、初めての取引では、融資期間が1年という実績作り?から始まるケースのが実態です。

 

横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」のデメリット

1、設立直後は使えない。設立から3年(3期目)以降の法人でないと対象にならない。

設立3年以内の法人は、他の融資を検討しましょう。

代表者個人名義でのカードローンも選択肢のひとつです。

銀行系カードローンは初心者におすすめな3つの理由|低金利・安心

2、資金使途確認資料(見積書等)の提出が必要。

ビジネスローンで比較すると手間かもしれませんが、一般の銀行法人融資では必ず要求されます。

場合によっては、融資金がそのまま提出した見積書の仕入れ先に、融資実行とともに振り込まれるケースもあります。

厳しい言い方かもしれませんが、これも用意できないならば、そもそも銀行からの借入を諦めたほうが良いと思います。

 

3、借入申込書の記載事項に、法人・代表者の詳細な情報を記入する手間がある。

まあ、金融機関と取引を始めるさいには、必ず、ヒアリングされる項目です。ですから、面倒でも、一度記入したら、コピーをエバーノートにでも保存しておいて、

次回以降の、銀行・信金との新規取引の場合に、使いまわせばよいでしょう。

ちなみに、主だった項目は、

「借入申込書 その1」が、借入先一覧の、借入残高と預金残高、保証協会の利用のあり・なし、

過去12か月の月商推移と、半年先までの月商予想。

「借入申込書 その2」が、会社概要で、従業員数、後継者のあり・なし、主力商品、その売上に占める割合、

上位3社の仕入れ先とそのシェア、同じく上位3社の販売先とそのシェア、また仕入れと販売の支払いサイトと入金サイト。

関連会社情報。

経営情報では、自社の強み。

代表者の情報では、年収と金融資産、家族構成と自宅の所有権、個人の借入について、住宅ローンと消費系ローンを区分して記入します。

 

 

横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」ご利用までの流れ「始め方」

【利用者】 WEBで必要書類のダウンロード、ビジネスローン窓口に電話問い合わせ、書類提出(来店必要か不明

【横浜銀行】 審申込内容の確認

【横浜銀行】 審査

【横浜銀行】 審査結果の通知

【利用者】 来店・必要書類の提出・ご契約

【横浜銀行】 融資実行(銀行振込

※横浜銀行に口座がない場合は、途中で、口座開設を行う

 

横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」のまとめ(使い方)

「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の借り入れ可能エリアは、横浜内と東京都町田市。

横浜銀行ビジネスローンのメリットは、以下の通り。

 

ビジネスローンとしては、スタート(下限)の金利が低い

融資上限が5,000万と大きい。

提出書類が、比較的少ない。

融資期間が5年以内、インターネット融資と比較すると、比較的長い。

 

 

逆に、横浜銀行ビジネスローンのデメリットは。

 

法人設立直後は使えない。設立から3年(3期目)以降の法人でないと対象にならない。

資金使途確認資料(見積書等)の提出が必要。

借入申込書の記載事項に、法人・代表者の詳細な情報を記入する手間がある。

 

結論、

ビジネスローンとしては、ややハードルが高いが、低い金利が最大の魅力。

とりあえず、通るかどうかは、別にして、申し込んでみる。

横浜銀行は、ビジネスローンの豊富なラインナップがあるので、他を勧められるかも。

 

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横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の申し込みはこちらら

投稿者 himico-blog