それでは、台湾資本の中国信託商業銀行グループに属する東京スター銀行の不動産担保ローンのメリット・デメリットについて、一緒に見ていきたいと思います。

東京スター銀行のホームページでは、「不動産を活用して、低金利・ゆるやかな返済でまとまった資金を調達したい方におすすめのローン商品」とうたっています。

不動産を担保で最高2億円まで融資、ご返済期間は最長期間30年で計算というのは、ビジネスローン・銀行法人融資とは、なかなかない手法ですね。金利も3.75%〜と低いです。

東京スター銀行不動産担保ローンの基本スペック

東京スター銀行不動産担保ローンの特徴は、以下の通りです。

特徴:金利 年3.75%~6.00%
(固定金利)、借入可能金額500万〜2億円、来店必要、融資まで来店から約3週間、担保必要

東京スター銀行不動産担保ローンの商品概要は、以下の通りです。

商品名 スター不動産担保ビジネスローン
商品概要
ご利用対象 法人および個人事業主の方(※ 外国籍企業は対象外です)
※ 申込時の年齢が満20歳以上であること(法人の場合は代表者)
※ 新たに事業を始める方も対象となりますので、詳しくはご相談ください。
ご融資金額 500万円以上2億円以下(50万円単位)
ご融資期間 1年以上5年以内(1年単位、原則契約期間延長可)
ご返済方法 分割返済(元利均等返済)
※ 毎月のご返済額は、最長の場合、期間30年(ご融資期間とは異なります)にて算出いたします。
※ 毎月の返済額、契約期日の残元金額についてはご相談ください。
金利 年3.75%~6.00%の固定金利(保証料を含む)
手数料 お借り入れの際に、お借入金額に対して1.08%(消費税込)を保証会社へお支払いただきます。
※ 契約期間の延長時、繰上げ返済時の手数料はかかりません。
※ 消費税率が変更となった場合は手数料率も変動いたします。
保証人 原則不要です。
なお、自社・ご自身名義以外の不動産を担保とされる場合は担保提供者の方に、共有物件を担保とされる場合には物件共有者の方に、連帯保証人になっていただく場合があります。
保証会社 株式会社アサックス別ウィンドウ、タブで開きます、または株式会社日本保証およびJトラスト株式会社
※ 対象エリア等によって保証会社が異なります。詳しくはお問い合わせください。
遅延損害金割合 年14.0%(1年を365日とする日割計算)
2018年9月1日現在

注意事項

※ 登記費用、印紙税等の費用(実費)がかかります。
在住・在籍/営業確認、ご本人さま確認のため、ご自宅、お勤め先のお電話にご連絡を差し上げる場合がございます。
地域によっては、お取り扱いできない場合がございます。詳しくは、下記の電話番号にご連絡ください。
当行および保証会社の審査がございます。審査の結果によってはご希望に添えない場合もございます。
審査に関してご提出いただきました一切の書類は、審査の結果に関わらずご返却しかねますので予めご了承ください。
ご返済額については、下記の電話番号にて試算いたします。
本商品のお借り入れにより、既存の借入金のご返済を検討されている場合で、ご返済を検討されている借入金の金利が、利息制限法の上限を上回っていた場合は、既存のお借入先から過払い金が返還されるケースがあります。詳しくは、弁護士会、司法書士会等にご相談ください。

以上、東京スター銀行のホームページより引用

●東京スター銀行不動産担保ローンの借り入れ可能エリアについて

以下のいずれかに所在する不動産に、東京スター銀行を抵当権者とする抵当権を設定登記していただきます。

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県については全域

※ 上記以外の道県については、道県庁所在地、および政令指定都市

●東京スター銀行不動産担保ローンの保証会社 について

株式会社アサックス、または株式会社日本保証およびJトラスト株式会社

※ 対象エリア等によって保証会社が異なります。詳しくはお問い合わせください。

 

●東京スター銀行不動産担保ローンの不動産名義について

以下の名義の不動産が対象となります。

法人の場合
自社、法人代表者、役員、株主、法人代表者の3親等以内のご親族、関連会社の所有物件 等

東京スター銀行「スター不動産担保ビジネスローン」のメリット

1、毎月の返済額は最長期間30年で算出。

毎月の返済額は、最長の場合、期間30年間で計算するため、ゆるやかな返済が可能です。
但し契約期間は最長で5年となっており、その後、1年単位で、原則延長可能です。

2、ビジネスローンと比べると、比較的金利(価格)が低い。

3.75%~6.00%の固定金利と、表面上の数字も低く、固定金利でさらに安心ですね。
ただし、他にも、融資を受けるための手数料があるので比較が重要です。

3、資金使途自由で、起業・開業資金としても利用可能な点。

一般の銀行融資の場合、設備資金など借入資金の使い道が細かく限定されます。
とくに、起業・開業のための資金への融資は断れるケースも多いと聞きます。
しかし、東京スター銀行不動産担保ビジネスローンは、起業・開業の資金にも使え、使い道が自由なので、経営の自由度が高まります。

4、自社・ご自身名義の不動産でなくても、名義は三親等までOK!

若くして、起業するなど、自分では不動産を持っていないという人も多いでしょう。
東京スター銀行不動産担保ローンは、第三者の名義でも、三親等の親族までなら、融資OKです。2親等で親、祖父母、兄弟までカバーしてますので、三親等となると、叔父・叔母まで含まれます。

東京スター銀行「スター不動産担保ビジネスローン」のデメリット

1、借りれの際に手数料がかかる。

借り入れの際しては、借入金額に対して1.08%(消費税込)を保証会社へお支払いただきます。「不動産担保ローン」ではよくある形式ですが、調査料という名目ではないようです。
また、「不動産担保ローン」中途解約手数料がよくありますが、「スター不動産担保ビジネスローン」は不要。

 

2、担保になる不動産が必要。

不動産担保ローンなので、当たり前の話ですが、個人の不動産を持っていないという人も多いと思われます。
メリットの3でも書いたように、自分の名義の不動産でなくてもOKです。
また、自分で動産を持っていても、住宅ローンの抵当権がついている場合も多いと思います。その場合、他の金融機関からの借り入れがあっても、相談可能とのこと。

 

不動産がない人は、東京スター銀行のビジネスローンがおすすめ。

東京スター銀行スタービジネスカードローンのメリット・デメリット

東京スター銀行「不動産担保ローン」ご利用までの流れ

 

【利用者】 申込み
【東京スター銀行】 審査
【東京スター銀行】 結果通知
【利用者・東京スター銀行】 契約【利用者・東京スター銀行】 融資実行

 

東京スター銀行「不動産担保ローン」のまとめ

不動産担保ローンの借り入れ可能エリアは、原則として、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県。これ以外は、県庁所在地と政令指定都市。

東京スター銀行不動産担保ローンのメリットは、以下の通り。

1、毎月の返済額は最長期間30年で算出。
2、ビジネスローンと比べると、比較的金利(価格)が低い。
3、資金使途自由で、起業・開業資金としても利用可能な点。
4、自社・ご自身名義の不動産でなくても、名義は三親等までOK!

逆に、東京スター銀行不動産担保ローンのデメリットは。

1、事務手数料・調査料がかかる。
2、担保になる不動産が必要。

結論、
担保になる動産があれば、選択肢として、まずは相談、は有りだと思います。

新規開業や、融資までのスピードまで重視で、公的融資以外を選択する場合は、
東京スター銀行不動産担保ローンと並行して、ビジネスローンも検討するのも良いかもしれません。

「スター不動産担保ローン」

 

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投稿者 himico-blog