米国スターバックスが、最大400店を閉鎖するとのこと。
新型コロナウイルスの感染拡大で消費者の行動に変化が起きたことを受けた措置です。
流石、動きが早いですね。
ただ、既存店を閉鎖する一方で、テイクアウトだけの店舗を300店増やす方針です。
Witnコロナ時代の新生活様式にいち早く、対応するもようです。
米国には、コロナ時代の前から、ゴーストレストランという、
テイクアウト専門飲食店の業態がありした。
日本でも、このコロナの緊急事態宣言後に、
デニーズが、東京でゴーストレストラン業態の店舗の運用を始めました。
逆に、ロイヤルホストはグループ内で100店舗近い閉店を発表しました。
今回は、コロナの緊急事態宣言から始まった。
外食チェーンのテイクアウト戦略について取り上げました。
単に、外食チェーンのテイクアウトどこがお得か?という疑問も合わせて解決します。
目次
- 外食チェーンのテイクアウトどこがお得か?
- ゴーストレストランの仕組みやメリットは?
- コロナで売上激減の飲食店は、通販へ展開せよ
最初に、
外食チェーンのテイクアウトどこがお得か?について、
結論からいうと、テイクアウトのコスパが高いのはデニーズです。
いまなら、テイクアウトの全品2割引きに加えて、クーポンも併用できるからです。
あと、6月末までの期間限定ですが、ブロンコビリーでテイクアウト利用すると、
7月以降の食事3割引きクーポンがもらえます。これは非常にお得。
外食チェーンのテイクアウトどこがお得か?
1、和食系
・サガミ
ちょっとローカルですが、名古屋めしを紹介するがコンセプトです。
「味噌煮込みうどん」と「手羽先」がイチオシです。
ここのもうひとつの特徴は、蕎麦です。機械の石臼で毎日ひいて、打っています。
ですから、僕は、テイクアウトでそのお蕎麦が食べたくていきました。
電話でテイクアウトの予約ができます。
店舗自粛中、蕎麦のテイクアウトやってませんでしたが、
現在は、店舗はランチメニューで営業して、蕎麦のテイクアウトもやっています。
1回サガミでテイクアウト買うと、次回から使える20%引きクーポンが貰えます。
https://www.sagami.co.jp/sagamikinjo/
・大戸屋
大戸屋は、ネットから予約ができます。普通のお弁当以外にお得なセットがあります。
焼肉弁当がネット界でも有名となりましたが、これは店舗が限定されていて、残念ながらうちの近所では扱っていませんでした。
もうひとつ、全店で扱っている人気メニューは、「お惣菜セット1200円」です。
組み合わせによると、最大1000円ぶんくらい、通常で買うよりも安くなるそうです。
メインのオカズAが2品選べます。例えば、唐揚げとかとホッケの塩焼きだとか。
次に、オカズBを2品。最後オカズCから、きんぴらごぼう等のちょっとしたもの1品です。
僕は、家族5人で2つ頼んだら、十分でしたね。焼き魚が選べるところが良いです。
https://www.ootoya.com/menu/bento/
2、洋食系
・デニーズ
デニーズはもともとテイクアウトやってましたから、対応も速かったです。
予約は、ネットと電話からできます。
しかも、全品2割引です。さらに、スマホのアプリのクーポンも併用できますから、10%オフ使うと、最大30%オフになります。
僕は、息子がここのオムライスが好きなのでたまに買って帰ります。
あと、期間限定ですが、サーロインステーキ160グラムで1,499円がお買い得だそうです。
https://www.dennys.jp/menu/kids-takeout/
・ココス
ココスが、番最初にテイクアウト2割引をスタートしました。
デニーズが当初1割引きで、ココスに追随した感じです。
予約は、ネットと電話、両方できます。
僕のお勧めは、王様のローストチキン990円です。
スタート時はメニューが少なかったのですが、今では、ピザなど充実してますね。
ここは、子供たちに、ハンバーグが人気あります。
https://www.cocos-jpn.co.jp/campaign/
3、ステーキ・焼肉系
・ブロンコビリー
ステーキチェーンのブロンコビリーです。
6月から始めった、ブロンコビリーが満を持して投入してきた焼肉弁当ハラミ定食が一押し。880円、塩味で食べて十分美味しいくらい破格です。
シンプルにからあげ、ハンバーグ、チキンの4種類です。
電話予約ができます。
いま、お店に行くと、3割引きのクーポンが貰えます。これが欲しくてハンバーグを僕は食べに行ったくらい!
https://www.bronco.co.jp/news/2020/05/13/0513_takeoutstart/
・牛庵
焼肉弁当が2種類、牛カルビ780円と黒毛和牛1,280円です。
普通ので十分美味しいです。
全国チェーンですが、静岡県の場合だけかもですが、「子育て応援カード」があると、
子供用にそぼろ弁当がね無料サービスになるという風な企画をやってます。
うちは弁当を5個買って、とりそぼろ弁当5個ついたら2食分浮くなって思ってたんですけど、あいにく「子供優待カード」持ってなかったので、すごく残念でした。
またリベンジしたいなと思ってます。
電話、予約ができます。
https://www.gyuan.jp/jp/fair/index.html#04fair
4、中華
・バーミヤン
バーミヤンは、ネットと電話で予約ができます。
スマホなどのクーポンを使いたいときは、予約の際に言わないと怒られます(苦笑。
注目は、ラーメンなど、麺類もテイクアウトできることですね。
ちゃんと、麺とスープは別になっていて、家で再度温めるスタイルです。
メニューも店舗同様なので、中華好きの人にはおすすめです。
https://togo.i-skylark.com/sk/shop/
ゴーストレストランの仕組みやメリットは?
ゴーストレストランは、米国において、コロナ前から始まっていた飲食店の業態です。
日本では、このコロナの緊急事態宣言から一気に注目されています。
ゴーストレストランという、テイクアウト専門飲食店の業態をさらに発展させて、
実際の店舗を持たず、シェアキッチンなどを活用して、デリバリーサービスを行う新規事業者がでてきた。
ウーバーイーツなどで注文を受け、配達するシステムです。
このメリットは、飲食店開業の出店費用がないこと。
一般的に、店舗の出店には、敷金礼金、前払い家賃の負担が大きく、
必要最低限の設備投資などで数百万円はどうしてもかかります。都心の立地だと1千万円を軽く超えます。
それに対して、ゴーストレストランのこの新規業態の場合、
一番は調理器具の設備投資で、シェアキッチンなどの利用料を入れても、
50万円程度で開業費用で抑えることもできる。
もちろん、自社店舗に比べると、シェアキッチンを使うことで営業日数や、売上規模・効率性など様々な制約で、
売上の機会損失が生まれる。
ただ、初期費用を抑えることは、失敗した場合のリスクを最小限に抑えるメリットが大きい。
この話とはべつに、
既存の飲食店が、ゴーストレストランへ業種転換を図ることについては、
日本のゴーストレストランの第一人者である鬼頭宏昌氏は、ご自身のメルマガでこう紹介しています。
なんにせよ、店舗休業をうけ、慌ててゴーストレストラン化して乗り切る、というのは愚の骨頂で、どんなに頑張っても、毎月100万円以上の赤字を垂れ流すことになる。
同じ行動を起こすなら、将来的な成長を見据え、今の資源を最大限に強みにできるビジネスにすべきと思う。
鬼頭宏昌氏メルマガの登録はコチラからできます。
ちなみに、このメルマガで、鬼頭氏が飲食店におすすめしていたのは、
ケータリングと通販への展開でした。
3、コロナで売上激減の飲食店は、通販へ展開せよ
コロナで売上激減の飲食店が、通販に展開した事例を2つ紹介します。
- コロナ支援・訳あり商品情報グループ
- 「どこにいてもさんじ㏘」
また、東京都では、「業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)事業」で、
「テイクアウト」「宅配」「移動販売」を始める方への4分の3の助成金があります。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/conversion.html
・コロナ支援・訳あり商品情報グループ
https://www.facebook.com/groups/248092736319363/
Facebook上のグループで、コロナに困った飲食店・食品卸・農家など生産者を、サポートする試みです。
コロナで一番打撃を受けるのは経済です。経済は血液、血流を止めてはいけません。災害と違い復興作業がありません。つまり、自粛が続けば続くほど、多くのものを失います。【時間・お金・仕事・仲間】その為には皆んなの力で経済を支える必要があります。期限が切れて廃棄しなければならなくなる商品や在庫を抱え困っている方、自粛のため、売上が上がらず、生きていけなくなるような人達を皆んなで力を合わせて支援できたらと考え、訳あり商品のグループを立ち上げました。よろしくお願いします。生産者を救うことは私たちの未来の食卓を救う事に繋がります。食料は国の国力に繋がります。国民あっての国。その国が困っているのであれば、私たちが国を支え、守りましょう!
「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」より引用
僕は、ここから、お肉を中心に4回ほど購入しました。
応援したい気持ちがあって、買いました。
でも、
もう一つは、消費者としてお買い得だと思ったからです。
基本は3割引き以上でないと、出品できないルールになっています。
ただ、
実際には、それ以上、だいたい4割近く値引きすると、数が売れている傾向があります。
こうしたサイトは、他にもあると思いますが、
困った会社にとっては、破棄ロスを避けた上に、キャッシュが入るのは助かりますね。
・「どこにいてもさんじ㏘」
ケータリングをてがける知人の社長、横田美穂子さんが、さっそくこの通販分野で成功を収めています。
ぜひ、飲食の人は参考にしてみてください。
「どこにいてもさんじ㏘」
僕は、「半生米粉麺(玄米麺)」を購入しました。
というのも、
半年前から、緩いグルテンフリーの生活を続けているから。
基本、パスタ・うどん・パンなど主食でがっつりグルテンのものは食べない感じです。
朝の目覚めがすっきりしたり、自分の身体にあっているなと、無理なく続けています。
ただ、麺類が食べにくいのだけは、どうにもツライかったので。
まさに、よいタイミングの通販。
100%グルテンフリー!
完全無農薬素材での取り組み。
徳島県の生産者 山田孝治さんが育てた完全無農薬 漢方栽培米が原料。
他にも、数々のこだわりの産地の原料を使い、
なんと防腐剤不使用。
僕は、アトピーが持病なので、
こういうのは本当にありがたい。
まとめ
このコロナの自粛のお蔭で、
ここに紹介した以外にも、多くのレストランでテイクアウト始めました。
僕は家族5人なんで、小学生の子供もいますから、
いろいろなテイクアウトを利用させてもらいました。
何処も、2割ほど値引きしているので、お買い得感があります。
消費者としては、ぜひ継続してほしいです。
一方で、
デニーズウォッチしています。
今回の Social Distanceの影響で、机を間引きし、営業を再開しました。
それで、一時は、満席でも売上が半分となっていたと思います。
今では、座席の間に、飛散防止のフィルムなどをつけることで、座席数は7割から8割まで回復しています。
ただ、テイクアウト作戦も、減少分の売上を補うため、継続するんじゃないかなという気がしてます。
さらに、もう少し長い目で見ると、飲食店全体の値上げは避けては通れないと思います。
それとテイクアウトやゴーストレストラン化とは別に、もうひとつのトレンドは、
さらなる飲食店オペレーションの機械化ですね。それも、顧客からのオーダーの自動化です。
この分野は、すかいらーくと牛庵が進んでいます。
店内のオーダーは全て、机の据え付けのタブレットになっています。
キッチンからすれば、店内か、テイクアウトなのかは、調理の手間は関係ないです。
どうも、デニーズは、電話予約などは、店舗のスタッフが、タイミングを計って、オーダーを入れているようです。
今後、デニーズも、店内でのオーダーの機械化など、改善してくると思います。
高齢者の人からすると、
店員さんと会話する機会がなくなって、少し寂しいと思います。
実際、僕がよくいくデニーズで、朝食を食べる来る人の多くは、ご高齢の夫婦が多いです。
ですが、
冒頭の、ロイヤルホストの閉店を考えると、
近所のファミレスが無くなるよりは、だいぶマシと言えます。
以下、今回紹介したお店の一覧
牛庵
https://www.gyuan.jp/jp/fair/index.html#04fair
ブロンコビリー
https://www.bronco.co.jp/news/2020/05/13/0513_takeoutstart/
デニーズ
https://www.dennys.jp/menu/kids-takeout/
ココス
https://www.cocos-jpn.co.jp/campaign/
バーミヤン
https://togo.i-skylark.com/sk/shop/
大戸屋
https://www.ootoya.com/menu/bento/