知らない飲み屋に行って、気がづいたら財布の中身が全部ない?
悪い奴らに、浮気を妻にばらすとゆすられている。
この女性とのトラブルがが会社にバレると、首になる!
「社長、それ、ハニートラップに引っかかってませんか?」
ハニートラップっていうのは、政治家だったり、ビジネスマンだったとしても、大企業の社長とか、役員の話でないかと思ってませんか?
僕も、以前はそう思っていました。ところが、実際には、普通のおじさんでも、ひっかけられます。
中小企業の社長となれば、
詐欺集団からは、おいしいターゲットになります。
この記事では、ハニートラップの恐ろしさと対策を解説します。
この記事を書いている僕は、親の会社を継いだ2代目で、
現在4社の会社を経営しています。
いまだ、ハニートラップで財産を失ってはいませんが、
何度か、危ない目にはあっています。
そんな経験談も含めて、お話しします。
ハニートラップで会社と家族を失わない3つのステップ
1、ハニートラップとは何かを知る(その手法)
2、もし、ハニートラップにあったら(事後対応)
3、ハニートラップにあわない対策
1、ハニートラップとは何かを知る(その手法)
ハニートラップとは、辞書の定義では以下のようなものです。
《甘い罠の意》機密情報などを得る目的で、スパイが色仕掛けで対象(外交官や政治家・軍関係者など)を誘惑したり、弱みを握って脅迫したりする、
諜報活動のこと。 主に、女性の諜報員が男性に仕掛けるものをいう。
(honey trap(ハニートラップ)の意味 – goo国語辞書 より引用)
まずは、どんなものがあるかというと、一番ありそうなのは夜のお店です。
これは、圧倒的に、男性が引っかかるケースが多いんですけど、一人で初めてのキャバクラなどに飛び込みで入ってしまって、
そこが悪いお店だったりするケースです。
どこからどこまでをハニートラップとするかは、微妙ですが、例えば、知人の社長でこんなケースがあります。
ある中小企業の社長が、上野で飲み会があって、飲み足りなかったので一人で初めてのキャバクラに行ったのです。
そしたら、途中から記憶がなくなって、朝、気が付いた時には財布の中身がすべて無くなっていた。
それだけなら、よくある話なのですが、よくよく調べてみると、キャッシュカードから20万円
40万円引かれている。
どうやら、前後不覚のままコンビニで、キャッシュカードを使ってね現金までおろしていたという事だったんですよね。
本人曰くは、おそらくキャバクラで薬(自白剤)を盛られたんじゃないかと、いってました。
もうね、スパイが使う様な薬なんでしょうけど、店の女性と一緒にコンビニ行って、キャッシュカードを出したんだけど、
もう自分の意志ではどうにもならなくて、暗証番号聞かれると答えちゃうみたいな、なんかそういう状況を思い出したというのです。
あとから、警察に訴えて、コンビニの防犯カメラを再生してもらったそうですが、
それを見ただけでは、本人の意思で降ろしたようにも見えるし、立件できないとの判断でした。
また、こういうケースでは、店の女性と、合意の上で朝までホテルで過ごしたとして、
後から、セクハラというか、強制されたと訴えられるケースもあれば、
別の人間とグルで、女性とホテルから出るところを写真に撮られて、家族にばらすと脅されるケースもあります。
あと、飲み屋のケースでは、いろいろなバリエーションがあります。
昔、よく言われたのは、経理の部署の人に聞いた話ですが、社長や役員の行きつけのクラブなどは機密事項だというものです。
というのも、行きつけのクラブの、お気に入りの女性が、ライバル企業などに買収されて、社長や役員がうっかり機密情報を
漏らしたりリスクがあるからと言っていました。
2、もし、ハニートラップにあったら(事後対応)
もし、ハニートラップにあったとして、その被害からどうリカバリーするかという話なんですが、これは、相手が悪いともう諦めるしかないです。
例えば、こんな話があります。
ある地主の社長さんがいました。ハニートラップを女性に仕掛けられて、そこそこいい関係になってしまったたんですね。
でこれ家族にばらすぞと、脅されてどんどん深みにはまってしまった。途中、以前にもあたったように、薬物を使った手法も使われたかもしれませんが、結果的には自分と会社の実印まで渡してしまって身ぐるみ剥がれたです。
もちろん、弁護士に相談して裁判を起こしました。
しかし、結論から言うとね負けちゃったそうなんですよね。土地とすべての資産を持っている会社をM&Aで売却した契約書がちゃんとしていて、そこに自分と会社の実印、自分のサインまである。これはもう完全にね自分の意志でハンコを押したという風な契約を、あとからね騙されたという事を証明するのは非常に難しそうなんです。
もし、ハニートラップにあったとして、その被害からどうリカバリーするかという話は、
つまり、悪い相手に捕まると、勝てないということをまずは理解してください。
その上で、被害を最小に食い止めるのは、「恥」を捨てることだと思います。
こんな恥ずかしいこと、家族・奥さんに知られたくない、会社にバレたくない。
悪者はその心理を突いてきて、泥沼に引きずり込むのです。
ですから、自ら進んで身内に、ありのままを告白することで、最小限の失敗で終わらせることができます。
3、ハニートラップにあわない対策
僕がこころがけているのは、基本的なことです。
やっぱり変なお酒の席には行かないという事です。
どうしても、行かないといけないときは、一人ではいかない。
諸々の事情があって、一人でそういうお酒の席に行ってしまった場合は、
極端な話、トイレとかで席を立つな、という事を、先輩社長に教えられました。
なんでトイレに席を立っちゃいけないかというと、トイレに席立ったあいだは、自分のドリンクが無防備になって、先ほどみたいに薬物を混入される恐れがあるからです。
でも、どうしてもトイレに行きたくなったときは、最低限、飲み干してしまう。
そして、席戻ったら新しいドリンク注文するという自衛策もあります。
あとは、取引先のたとえば女性社員が、方向一緒なんで車で駅まで送ってもらえませんか?声を掛けられたりするケースもあります。そういうケースも、一対一の密室で後から、セクハラされた訴えられるケースもあるので要注意です。
送っていきますという逆の場合も、もちろんあります。
昔、「当たり屋」という犯罪行為がありました。
当たり屋は故意に交通事故を起こし、人身事故における治療費や慰謝料、物損事故における修理費、またはこれらの事故の示談金や保険金などを請求するものである。Wikiより
悪人はあの手この手で、想定外の手法でやってきます。
というのも、不正な手法で手に入れたモノを売れば、丸儲けだからです。
あなたが、ちょろい奴だと思われたら、小さな金額でもターゲットにされます。
もうひとつ、対策といっても、小さなものですが、
スマホに録音アプリを入れておくとういものがあります。
おいておくだけで、会話を録音できるのは、もちろん、電話の通話も録音できます。
もう一つは、ペン型のICレコーダーがあります。
これだと、机の上においたり、胸ポケットにさしていても違和感がありません。
まとめ
実は、僕がブログでこうした情報発信をしている理由の一つが、読
者のあなたに、取り返しのつかない大失敗をして欲しくないからです。
小さな失敗は、ぜひ、たくさん経験してください。
昔から、勉強ができて、まじめなエリートが騙されやすいとよく言われます。
事実、東大卒や、高級官僚までなるような優秀な人が、オーム事件で、たくさん教団に洗脳されました。
作家の佐藤優さん曰く、そういう子供・学生時代に勉強ばかりしていた人が騙されない為には、
社会経験、色んな経験を積む事がベストなんだけど、とはいえいい年して手遅れなところがある。
それで、その代わりに、くだらない情報を仕入れるのがいい。
それには、エロ小説が良いと書いていました。
そういうストーリーにはクズみたいな人間だとか、あるいは、暴力的な世界だとか、
そういう事が描写されています。そういう世界を架空の上でも知っとくっていうのが、何かの役に立つということです。
僕も、それには、激しく同意します。
それで、このブログでも、僕の失敗談などもどんどん紹介することで、みなさんのお役に立てたらよいかなと思っています。
そういう意味では、僕のブログは、エロ小説の一種ですね。
最後に、ハニートラップの話に戻すと、本当言うなら恐ろしいほど悪い人っているんですよね。
そして、今回、男性のエピソードだけ話しましたけど、女性の側でも十分ありますよね。
もっと、酷いケースがあるかもしれません。
財産全部失う、家族関係をずたずたにされて孤立させられる。
弱みを握られて、逃げられない様にする。
そういう、ハニートラップが世の中あるんだっていう事を、
頭の片隅に置いておいて、しっかり自分を身を守るリスク管理をお願いします。