コロナ不況で日本の財政破綻、ハイパーインフレが来るって、本当!
円が暴落すると、暮らしはどうなる?
高金利がきたら、住宅ローンは返せなるのかな
この記事では、そんな疑問にお答えします。
先日、銀行の担当者から、
不動産投資家が、変動から固定金利に切り替えてます、という話を聞きました。
僕自身は、逆に、もう15年も固定金利で住宅ローンを借りていいます。
過去に関して言うと、変動金利との金利差では、かなり余計に払ってます。
しかし、余計に払ったというのは結果論であって、リスクヘッジしたコストだと割り切っています。
簡単に自己紹介すると、僕は4社の中小企業を経営しており、
企業を発展成長させるために、
日々、いろいろな本を読んだり、セミナーに参加したりして情報収集しています。
今後の経済の動向を研究しています。
そして、
僕の楽観的予想では、「バブル再来」、
悲観的な予想では、「円安、株安、金利高、そしてハイパーインフレ」となります。
その中間では、ゆるやかに、経済が回復していく。
なぜ、こういえるかというと、楽観的予想では、今回のコロナ危機に対する国の財政出動です。
米コロンビア大学経済学部のセイハン・エルジン教授によれば、政府が打ち出した、
国内総生産(GDP)の約2割にあたる108兆円規模の政策は世界のトップクラスです。
これがうまくいくと、好景気からバブル経済へと発展する可能性は十分あります。
多くの人は、この後の増税に怯えていますが、好景気で、税収が自然増となるかもしれません。
逆に、ここまでお金を使った経済対策でも、景気が浮揚しなかった場合、深刻な事態となります。
増税して、ますます、景気が冷え込む悪循環を繰り返す。
既に、日銀はたくさんの日本の国債を買っていますが、いまでは、上場企業の株式も買っています。
もうすぐ、日銀は、国内企業の最大の株主になります。
上手く、危機を切り抜けたら、多くの人にとってはハッピーです。
万が一、金利が急上昇して国債暴落、円安、株安のトリプル安となると、日銀は実質的に破産します。
あくまでも、可能性の一つなので、決してそうなるかはわかりません。
でも、そんな事態にも、備えておくのが、大切だと思います。
以下、5つの施策を紹介します。
コロナ不況でどうなる金利、インフレ、円安に備える5つの施策
- 住宅ローンなど、借入を変動から固定金利に切り替える
- 日本株や日本株ファンドを売る、持ち分の比率を下げる
- ドル資産を購入する
- 手元に少額のドル紙幣を持つ
- インフレに備える実物資産を持つ
1、住宅ローンなど、借入を変動から固定金利に切り替える
冒頭でもお話したように、僕の住宅ローンは固定金利です。
仕事が、会社経営なので、それ以外では、リスクをあまりとりたくないのが理由です。
会社でも、たくさん融資を受けていますが、こちらは、固定か変動金利かを選べるケースはあまりありません。
ですから、変動で住宅ローン組んでる人は、固定に切り替えるというのも、一つです。
2020年3月 1.24
2020年4月 1.30
2020年5月 1.30
機構団信加入 21年~35年
ARUHIの【フラット35】サイト より引用
今のとこは、若干、金利が上昇しているだけです。
ただ、2009年5月3.07から、一貫して下がっていたものが、底を打って上昇している兆しがみえます。
相場なので、先のことは分からないのですが、一度固定に切り替えてしまえば、
仮に金利が上がらなかったとしても、損は一定の範囲に限定されます。
(固定金利-実際の変動金利)金利差×借入額=損失額
逆に、金利が上がり始めると、また下がるのではないかという迷いもでて、
固定金利に切り替える決断が難しくなり、変動金利がどんどん上昇していくと、
それに連れて、収入が上昇しなければ、最悪のケースだとローンが返せなくなります。
金利上昇とは背景が違いますが、米国のサブプライムローン問題で、ローンが返せなくなった人がたくさんいたのは、
記憶に新しいところです。
2、日本株や日本株ファンドを売る
僕は、2020年4月末で持っていた日本株ファンドを全て売却しました。
株はもう15年もやっていません。一時期はデイトレーダーのように取引していました。
それで、何も持っていない気になってました。
よくよく、調べたら、イデコと積立nisaで、日本株ファンドを持っていました。
それらを売却して、外国債券と外国株式を購入しました。
3、ドル資産を購入する
日本がハイパーインフレになると、日本円が暴落します(可能性は低いです)。
最悪のケースでは、預金封鎖などがおきて、円が紙くずになる可能性だってゼロではありません。
そこまでいかなくても、自分の資産の100%が円建ての資産というのは、今後リスクが高いと思います。
外国通貨では、今までドルの一強でした。しばらく、ドルの優位は国際的に続きます。
ですから、ドルの資産を持つことがおすすめです。
具体的には、ドル預金や、ドル建てのファンドなどです。
こうした商品を購入する際には円からドルに交換する為替手数料を気にすることも大切です。
以下の動画が参考になります。
ウラケン不動産
4、手元に少額のドル紙幣を持つ
南米のベネズエラでは2018年、原油相場の下落と政権の運営失敗からハイパーインフレが発生しました。
2019年1月のインフレ率は268万%だった。
当然、ベネズエラの通貨「ボリバル」は、対外的にはもはや価値がない。
国内では、食料やトイレットペーパー、紙おむつ、薬などのあらゆる物資が不足。
市民が買い物に使う通貨は、ドルとなりました。
ベネズエラの通貨「ボリバル」だと札束となってしまい、紙幣が足りない。
日本がそうなるかは分かりませんが、少額の20ドル以下の紙幣を、
万が一に備えてタンス預金しておくのが良いと思います。
なにも無ければ、ハワイ旅行にいった際に、使いましょう。
僕も、最初に始めたのは、新婚旅行で余ったドル紙幣を置いておくことからスタートしました。
さらに、インフレ時のロシアでは、タバコ屋、ウィスキーが物々交換の際の人気商品だったそうです。
5、インフレに備える実物資産を持つ
インフレに備える資産の筆頭格といえば、金・ゴールドです。
既に、金は上昇しています。預金封鎖にも有効と言われていますが、
実際、国はすべての資産を把握しようとしています。
預金封鎖が行われた時は、財産税といって、資産の最大9割の税率があったとされています。
仮に、金を密かに購入して自宅に隠し持てたとしても、最後は売却して現金化しなければならないので、
その時に課税されるリスクがあるのではないかと思います。
しかし、金地金を持つことは、インフレ対策になります。
金地金の取引するならGTO
僕は持っていませんが、もっと手軽に、金を仮に購入するのだと、
ウィーン金貨ハーモニーメイプルリーフ金貨1オンスあたりが良いと思います。
217,588 円 2020年5月30日現在で、田中貴金属工業さんの税込み販売価格です。
あとは、固定ローンを組んで物を買うというのも、一つのやり方です。
例えば車、ハイエースや、ランクルなど、
新車で買って3〜5年後に中古車の価格があまり下がらない車があります。残価率が高い車という言います。
こうした車を中古で購入して、北陸銀行の自動車ローンなどの、1.7%の固定金利で購入する。
インフレで車の価値があがって、
ローンの総支払額は変わらないので、相対的には車の価値があがって、ローンの価値が落ちて、得することになります。
ただ、今回のコロナ危機のように、世界的な影響の場合は、
現在、中古車の買い取り相場自体も崩れているので、
上記のケースは、日本の円安だとか、日本だけの経済危機が前提です。
ただ、ハイエースは、海外でも相当の台数が実需としてありますし、
ブランド価値も高いので、個人的には、一時期に値段が落ちても、復活するのではないかと思います。
他にも、僕が持っている車では、デリカD5という三菱自動車の車がありまして、これも残価率が高いです。
もう一台、アウトランダーというPHEV,プラグインハイブリッドの車がありますが、
こちらは、悲しいことにあまり残価率が良くありません。
まとめ
コロナ経済対策後の日本経済の予想は、3パターン。
僕の楽観的予想では、「バブル再来」、
悲観的な予想では、「円安、株安、金利高、そしてハイパーインフレ」となります。
その中間では、ゆるやかに、経済が回復していく。
その上で、最悪のケースに、備えをする。
コロナ不況でどうなる金利、インフレ、円安に備える5つの施策
- 住宅ローンなど、借入を変動から固定金利に切り替える
- 日本株や日本株ファンドを売る、持ち分の比率を下げる
- ドル資産を購入する
- 手元に少額のドル紙幣を持つ
- インフレに備える実物資産を持つ
もちろん、
上記のことが起こる可能性は低いですし、起きたとしてこの対策が当たるかどうかもわかりません。
あくまでも、自己責任で実施してください。
それと、そこまでやるかとか、予算が足りないという人もいるかもしれません。
そんな時は、自分の本能のおもむくままに、できる範囲で実行してください。
不安をあおるつもりはさらさらありません。
そうでなくて、何かおかしいな、きな臭ない、という自分の感覚を大切にしてください。
みんなで、この危機を生き残り、新しい日本を創りましょう!!