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山本治著「ホンダの原点 企業参謀・藤沢武夫の経営戦略」

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山本治著「ホンダの原点 企業参謀・藤沢武夫の経営戦略」成美文庫です。4415064507

目次
第1章 ホンダ・イズムの原点
第2章 藤沢武夫の生立ちと思想
第3章 創業経営者の理念と行動
第4章 本田宗一郎の思想と技術
第5章 展開期の後継者づくり
第6章 藤沢武夫の実践的経営学

「これまで本田技研といえば、創業社長・本田宗一郎だけが脚光を浴びてきた。
しかし、本田技研の栄光の歴史の中で、副社長として手腕を発揮してきた
藤沢武夫こそが、実質的経営者であったことは、わが国産業界では常識とされている。」

◆ハッピーエンドが好き
「彼は、本田技研に入ってからも、何か経営上の問題が起きると、ほとんど出社せず、
一人部屋に引きこもって終日、小説や歴史物、軍記物や哲学書などを読みふけっていた。
昭和30年、六本木に住居を構えてからは、自宅の茶室で余人を避けて、
もっぱら読書にひたった。
そして、あるときは孤独な心を癒し、また、あるときは決断のヒントを求めたのである」

◆”転換期”に真価を発揮する

「オジ上(藤沢)は、何かと気を使って、私たちを引き立ててくれていますが、しかし、
本当のことをいいますと、私たちはオジ上の指示通り動いていただけなんです。
そりゃもう、オジ上はタコ揚げの名人ですよ。こっちは、いい調子で風を受けて
揚がっていましたが、いつの場合でも、オジ上は決して、遠くまでは揚げない。
常に適当な距離を保って、糸を操っていました。私たちが、あまり遠くまで揚がっちゃうと、
コントロールできなくなるからですね。それでいて、成果を自分のものにせず、
みんな部下に譲ってくれたんです。どうして、どうして、
たいへんなタコ揚げの名人ですよ」

◆つねに誇り高くあれ(藤沢の父の教え)

「メシは腹いっぱい食え。決して、量を決めてはいかん」

『人間、早くから自分で自分の枠を決めるな』

「男は、どんな逆境にあっても、決して自らの心を卑しくしてはならない」

◆”真実を語る”素晴らしさ

「途中、藤沢は、腹の底から込み上げて来る感動を、どうすることもできなかった。
彼は、このとき『真実を語る』ことのすばらしさを、身をもって知ったからだ。
時として、真実を語るということは、苦しいものである。まして、
自分の側に落度があった場合には、なおさらである。しかし、藤沢はいま
『どんなに苦しかろうと、決して食言はいけない。いかなる場合でも、
真実を語りさえすれば、必ず相手に通じる』ことを、体認したのであった。」

◆父から伝授された商売の極意

日頃、藤沢は、父秀四郎から
「商売のうえで、相手と交渉するときは、決して上手に組んではいかん。
つねに、下手に組め。そうすれば、精神的に余裕が出て、相手の気持ちを理解できるし、
交渉の持って行き方を、正確に判断できる」と、教えられてていた。

◆藤沢の戦略的意思決定(P-159)

◎藤沢は、こんな内容の手紙を全国五万五千件の自転車販売店に出して、業者の関心を誘発したのである。
手ごたえは十分。彼の予想を上回って、約三万通からの回章が全国各地からワッと返ってきた。

◎図にあたった”手紙作戦”

◆藤沢の一世一代の賭け

「社長、カネはいくらでもある。カネの心配をせず、欲しい機械をどんどん入れてくれ。
工場も、新しく造ろう。そのかわり、買った機械や工場は、すぐに動かして欲しい」
と景気よく、本田に勧めた。

◆増産から一転して減産へ

「いまホンダは、創業以来の危機に直面している。昨年暮れから販売不振で経理内容が悪化し、
手形決済に追われている。その結果、みなさんに対しては、いままでのように、
お金を払うことができない。かといって、ここで手形を上乗せして切れば、もっと危険な
状態に陥り、再起不能になってしまう。それだけは、何としてでも避けなければならない。
そこでひとつ、みなさんに次のようなお願いをしたい。・・・・・」

◎藤沢は、危機を脱した翌30年、正確には一月一日付の社報で、三菱銀行の大英断を報告し、
全社員に対して、この厳粛なる事実を忘却しないよう、次のように訴えたのである。

「この手術に絶大な後援をしてくれた三菱銀行は、本田技研が存続する限り、永久に忘れては
ならない。とくに一身を投げ打って、自分の信じるところを重役に積極的に説明し、
周囲の困難があったにもかかわらず、終始一貫、所信を通し努力して下さった
鈴木支店長の名を、みなさんは忘れないで欲しい」

◆倒産まで考えた藤沢

★大野耐一氏の本を読んでから、日本の偉大な経営者に興味を持ちました。
名前は知っていて、その功績は何となく知っている、そんな知ってるつもりを
再度学ぶ。

大変面白く、紹介できない多くの学びを得ることができました。

早い機会に本田宗一郎氏の本を読みたいと思います。

本日は、この辺で。

 

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