小山 昇(著)『強い会社をつくりなさい』

書評

小山 昇(著)『強い会社をつくりなさい』
阪急コミュニケーションズ (2006/6/13)

目次
 1 心得の心得―まずは「はたらく」心得
 2 仕事の心得―仕事の仕組み
 3 時間の心得―みんなに平等に与えられた資産
 4 コミュニケーションの心得―ビジネスの基本
 5 組織の心得―上司と部下、組織としての会社
 6 お金の心得―給料はお客様からいただくもの
 7 自己啓発の心得―自分の体を動かして身につける
 8 教育の心得―教えることは教わること
 9 非常識の心得―業界の常識を打ち破る

◆頭がいい 正しい判断力と優れた感性を備えた人

 『学校の勉強ができたとか、成績がよいということではありません。
  物事を正しくつかみとる力と、すぐれた感性を備えている人です。』

 ★「頭がいい」という言葉は、人によって判断基準がぜんぜん、違うことが多いですね。
  私の、暗記力やテストの点数が良いというよりも、成功するための能力といった
  観点でみたほうが役立つと思います。

◆安心 ものごとがダメになる出発点

 『社長が甘いと、会社の体力は落ちる。だから、私は、意図的に組織替えをして、
  他の事業部への異動を繰り返し、不安定にします。社員を油断させないようにするためです。』

 ★ちょうど、先日退任された、トヨタの元会長の奥田氏も同じような危機感を持って、
  社長になったという談話を読みました。

◆嘘 隠すのではなく、どう解決すればいいのかを考える

◆整頓 管理責任者を決め、必要なものをすぐに使える状態に保つこと

 『私は、カバンのなかも、置き場をすべて決めています。・・・』

 『置き場所を決め、数量や名前を明示。「形」が整うと、「心」も整っていきます。』

 ★これも、業務改善や効率化など考える際の、原点・出発点といえそうです。

◆集中 何をやらないかを決めることが重要

◆設備 「顧客満足」向上のためにスクラップ・アンド・ビルド

 『古いコンピュータを使用している会社の社長に、「新しいバージョンに買い換えたら
  どうですか」と提案すると、戻ってくる答えはみな同じです。どの社長も、「故障もして
  いないのに、もったいない」と言う。
   古いコンピュータで仕事をしているほうが、よっぽどもったいないことに気づいていない
  のです。古いコンピュータは、スピードも遅く、効率が悪い。その分、時間がかかるので、
  人件費も高くつくことになります。』

 『コンピュータは、人間ができることしかできません。必要なのは、よいソフト、
  よいプログラムです。そして、それらのソフトウェアをどれだけ使いこなせるか。
   つまり、うまく設備をしっかりと活用することで、仕事の効率化を高める。
  そこが大事です。』

 『・・利益が出ている会社は、積極的に設備投資をしていけばいいのです。リースを上手に
  活用して、実質償却をスピーディーに行うことで、古い設備をどんどん新しい設備に
  切り替えていく、いわゆる「スクラップ・アンド・ビルド」を行っていくのです。
  設備投資をかけたぶん、利益が減っても、実質的には大いにプラスになります。』

★★相変わらず、分かりやすい言葉と、著者独特の「中小企業のオヤジ」の理論です。
  中小企業に勤めていて、なんか不満という方に向いているかも。
  自分で考え、行動していけば、当然チャンスが巡ってきます。

本日は、この辺で。