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『正義の罠 リクルート事件と自民党 二十年目の真実』田原 総一朗

更新日:

『正義の罠 リクルート事件と自民党 二十年目の真実』田原 総一朗(著)
出版社: 小学館 (2007/5/31) ISBN-10: 4093892431

目次

 第一章 総理の椅子を奪われた男──竹下登
 第二章 リクルート商法の「光と影」
 第三章 捏造された検事調書
 第四章 NTT会長逮捕と「アメリカの圧力」
 第五章 「賄賂ありき」の捜査、そして判決
 終章  「検察の正義」が遺したもの

◆自民党立党50周年

 『 それに対して50年記念大会は、とくにフィナーレは、いわゆる「小泉チルドレン」83人が壇上を埋め、
  その代表として話題の杉村太蔵が「立党50年宣言」を行なった。テレビのワイドショーや週刊誌で
  からかいの対象になっている杉村をあえて起用して、「改革の党」としての若々しさをアッピールする
  という思惑だったのであろう。
   この大会には、当然ながら亀井静香、綿貫民輔、平沼赳夫、野田聖子、衛藤晟一、小林興起、熊代昭彦、
  藤井孝男など反小泉派の姿はなかった。文字通り「小泉自民党」になったわけだ。
   この大会を、古参の新聞記者たちは「田中角栄が敗れて、福田赳夫が勝った」と評し、「吉田茂の路線が
  敗北して、岸信介の路線が勝利したのだ」とも解説した』

 『 リクルート事件は、竹下登、中曽根康弘をはじめ、ニューリーダーと目された安倍晋太郎、宮澤喜一、
  渡辺美智雄、さらにネオニューリーダーの藤波孝生、森喜郎、加藤絋一、加藤六月そして公明党、民社党、
  社会党の議員たちまで網羅していて、政界に与えた影響力の大きさ、その広がりではロッキード事件を
  はるかに上回る深刻な事件であった。しかも、数多くの謎、疑問が解明されないまま凍結され、そのまま
  風化しようとしている。』

◆「業界の常識」だった未公開株譲渡

 『 リクルート事件。各紙に報じられた記事を追うと、おびただしい疑問、謎が浮かび上がってくる。
   実は、88年6月末に、リクルートコスモスの未公開株を譲渡されたとして、森喜郎、渡辺美智雄、加藤絋一
  などの名前を各紙が報じたとき、私は、証券関係のことで、わからないことが生じると解説を請うていた、
  大和証券会長の千野宜時に、「未公開株を政治家に譲渡するのは、何か問題があるのか」と電話で問うた。
  「なんお問題もありません。げんに企業がはじめて、店頭や東証二部などに上場するときに、つきあいのある
  人、知人、社会的に信用のある人々に公開前の株を持ってもらうのは当たり前のことで、どの企業もが
  やっている証券業界の常識ですよ」』

◆未公開株の壁

 『 リクルート疑惑が、一挙に事件化したのは、9月5日の夜六時に日本テレビが、松原弘(リクルートコスモス
  社長室長)が、社民連の楢崎弥之助議員に現金500万を手渡そうとしている隠し撮りのVTRを放送したためであった。
   隠し撮りのために画面は暗かったが、それだけに犯罪行為のナマナマしさに満ちていた。』

◆急成長を支えた三原則

 『 江副は、65年頃から、取締役全員が温泉などに浸かり、夜を徹して腹蔵なく話し合う「じっくりT(取締役)
  会議」を半年に一回開いてきたが、68年に「じっくりT会議」で「経営の三原則」を定めた。これも、
  IBMの創業者T・ワトソンの「オープン・ドア・ポリシー」「スピーク・アップ・プログラム(上司やトップに
  匿名でメールできる)」「カスタマー(顧客)サービス第一主義」という経営思想を知って、さっそく実践した
  のであった。①社会への貢献、②個人の尊重「失敗に寛容な組織が活力のある組織」「失敗を恐れて、なさざる
  ことは罪である。」、③商業的合理主義の追求──後に、この項目がリクルート批判の材料とされた。
  社訓も作った。
  「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」』

◆口ぐせは「社員はみな、経営者」

 『 江副は、かねてから社員たちに「社員はみな、経営者」だと口ぐせのようにいっていた。しかし、これは、
  単に従業員たちにやる気を起こさせるための掛け声ではなく、リクルートでは「社員持ち株会」のシェアが
  35%以上あり、当然ながら他社に比べてずば抜けて高かった。
   さらに、「社員はみな経営者」主義の根幹ともいえるが、江副は息子や娘をはじめ姻戚関係者を一切、
  リクルートグループに入れなかった。姻戚関係者を入社させないとは、多くの創業経営者が口ではいうが、
  実行する人物は稀有である。』

◆事件前から”狙い撃ち”されていたリクルート

◆ライブドア事件

◆リ事件こそ「平成版・帝人事件」である

★20年たったことで、何かの時効があるのかわかりませんが、
 偶然、江副さんの本が出版されたのに続き、
 リクルートの裁判を見直す本がでました。

 今でも、未公開株絡みの詐欺事件など、いかがわしさがあります。
 けれども、
 全ての公開株が確実にあがり、全部儲かっているかというと、そうでもありません。

 関連書も読んでみたいと思わせる内容でした。

本日は、この辺で。

 

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