「ひらめき」の設計図 久米 是志

書評

久米 是志(著)『「ひらめき」の設計図』
小学館 (2006/5/30)

目次
 第1章 創造ということ
 第2章 嵐の中の航海
 第3章 霧の中の航海
 第4章 風を探る航海
 第5章 創造の構図
 対談 久米是志×夢枕獏―創造の舞台裏・異種格闘技的対論

 『創造はある欲求に基づいた自分の心と
  外なる世界の相互作用の歴史から生起する』

◆試行錯誤と気付き

◆五つの気付き

 【1】「何かがある」という認知
 【2】「何である」という認知
 【3】欲求からの気付き
 【4】会得する気付き
 【5】ひらめきという気付き

 『「創造とはどういうことか」と聞かれたら「やってみて、気付くことです」
  と答えたいのです。』

◆ゲッツエルスの創造プロセス
 1)最初の洞察
 2)浸透
 3)醗酵
 4)啓示
 5)検証

◆創造への連鎖

 『欲求─創造─指令─行動─経験─反省』

◆嵐の経過

 『「限りなき温度上昇」というタイトルで、この冷却方式が問題であるという
  見解を表明させてもらいました。それははっきり言ってトップ方針への批判
  であり、一種の反乱ともいえるものであったかも知れません。・・』

★このある種のクーデターについては、
 当時副社長の藤沢武夫氏、本田宗一郎さんも、書かれています。

 それぞれ立場が違うので、微妙に表現が異なります。
 そこら辺も、面白いです。

★本田の3代目の社長であり、エンジン開発のトップを勤めていた方です。
 空冷エンジン開発の失敗、シビックの開発、
 不可能と思われた、マスキー法対応の低公害エンジンの開発など、
 日本の自動車産業の発展に貢献しています。

 そんな筆者が、天才ではなく、凡人の集団がいかにして、
 ひらめき、創造するか、というテーマを追求しました。

 天才のひらめきや、創造性を鍛えるというものとは、
 まったく異なるアプローチです。

 製品開発の方法論、マネジメントに最適です。

本日は、この辺で。